蚊の駆除は日本企業にお任せ! 防蚊対策ビジネスは今後も需要がありそです。
2016.08.24
ジカ熱の蔓延で開催も危ぶまれたリオオリンピックが無事閉幕しました。引き続きパラリンピックが開催されますが、何事もなく安全に進行してくれると良いですね。
このジカ熱、蚊を媒介して感染する病気ですが、妊婦が感染した場合、母子感染により生まれた子供に小頭症などの先天異常を発症することが報告されています。また性行為感染も報告されており、恐ろしい病気であることは間違いありません。
今回のオリンピック、防蚊対策にやはり日本企業が大活躍したことが報じられています。住友化学の業務用殺虫剤「スミラブ」が使われました。池などにまいて蚊の幼虫ボウフラが湧かないようにしています。
この住友化学ですが、同じく蚊を媒介に感染するマラリアの抑制でも大活躍している企業なのをご存じですか。「オリセットネット」という蚊帳を途上国を中心に世界中に供給しています。
マラリアは全世界で年間2億人が感染すると言われ、60万人近い人が命を落とします。ワクチン接種という方法もありますが、蚊に刺されないように殺虫剤の使用や蚊帳の活用も重要になっています。
日本には蚊取り線香と言うお馴染みの商品があります。蚊取り線香には除虫菊に含まれるピレトリンなどが練り込まれており、主に蚊を駆除するために使用されます。この蚊取り線香はアジアでも活躍しており、蚊による感染症の蔓延を防いでいます。
日本でも代々木公園でデング熱が発生し大騒ぎとなりました。それ以来、防蚊加工に関する問合せが増えていることも事実です。
人の往来が増える中で感染拡大を心配する声も聞かれますが、出来る限りの対応策を講じることも必要になるかもしれません。
インセクトシールドというアメリカの会社があります。この会社が開発した防蚊加工で作られたウェアが販売されているのをご存じですか。
日本にも会社があるようで、株式会社インセクトシールドジャパンといいますが、この会社が日本国内で販売しています。
蚊は恐ろしい生物です。この世界にはどう猛な生き物はたくさんいますが、人の命を奪うもっとも恐ろしい生物は蚊なのです。蚊によって奪われる命は世界で70万人以上と言われています。
まだまだ暑い時期です。外出をする時や屋外でのキャンプ・バーベキューなどのイベント時などは、虫除けをしたり、肌の露出を控えるなどの心がけをしましょう。
2020年に開催される東京オリンピックは既に暑さ対策は必要だとの議論が起きていますが、同時に蚊による感染症などの対策に関しても十分な対応を取ることを期待したいと思います。
いずれにしても日本企業の開発力で新たな難題を解決して欲しいものです。