保温用シームレスサポーターの試作商品が出来上がりました。別規格の試作途中で出来た副産物です。
2016.09.28
保温用シームレスサポーターを新規で企画しようとなりまして、どんなものが出来上がるのかと、色々と試作を行っておりましたところ、なかなか良いものが出来ましたのご紹介をしたいと思います。
何かを新しく作ろうと思って、一発で思い通りの製品が仕上がることは稀です。今回も実は他に新規商品が出来上がったのですが、その試作過程において出来た偶然の産物です。
最初に作ったサンプルはおかげ様で、新規の取扱いが決定を致しました。
こちらがその商品ですが、柄が違いますよね。最初に出来上がったタイプが上の写真の黒いサポーターなのですが、形状がご覧の通り真っ直ぐ(ストレート)タイプなのです。
上の口と下の口が同じ径であるので、上下で幅を変えることにしてはどうか、という次なる試作に至ったのです。
保温用シームレスサポーターには色んな種類がありますが、一般的にひざ等の場合、脚の格好に合わせてもも側は太く、ふくらはぎ側は狭いという形が多いように思います。
事実、弊社で販売している定番の保温用シームレスサポーターは上の写真の通り、ひざ用ですとサポーター上下で違う幅になっています。これをテーパー付と呼んでおります。
しかしながら出来上がったサンプルは真っ直ぐであり、通常通りテーパー付にしましょうとなりました。が、テーパー付にしようとしたら柄が違ってしまうことに気が付いたのです。
それが最初の写真の白い保温用シームレスサポーターということです。黒と同じ柄で上下幅が違うタイプが出来上がれば問題はなかったのですが、そうはいかなかったということです。
ところが、副産物として出来た保温用シームレスサポーターだったのですが、着用してみると従来品よりも履き心地が良いことに気が付きました。
それは、サポーターがたて方向に良く伸びるということで、ひざの曲げ伸ばしに対してサポーターが追従し、更にずれにくいことが判明しました。
試着テストを何度も繰り返してみましたが、結果はほぼ同じ結論となりました。今までの弊社の保温用シームレスサポーターで、最もずり落ちにくいサポーターが完成したのです。
今から更に改良する余地があるか、糸使いを色々と試すといったことを検証しながら、作り込みをしていきます。