相撲の普及にはまわしを簡易なものにするという方法も検討してはどうでしょう。
2017.02.22
1月場所で見事初優勝を果たした稀勢の里関、長く厳しい時を乗り越えて、横綱に上り詰めました。多くの相撲ファンが待ち望んでいた初優勝と横綱を同時に手にし、これから益々ご活躍をされることと思います。
日本人横綱の誕生は実に、若乃花以来とのこと。近年は外国人力士が増え、開かれた相撲も大変良いことだと思います。しかしながら国技に位置付けられる相撲ですから、もっともっと日本人力士の活躍に期待したいものです。
ところが、相撲取りを目指す日本人が少なくなっている現実があるようです。先日も引退して親方になっている雅山関の、相撲部屋独立のテレビを拝見し、如何に日本人力士のスカウトが大変なものか判りました。
確かに小学生中学生の頃を思い出すと、相撲のまわしというもの、裸になっての取組みなど、思春期の少年にとっては、いくらか抵抗というものが働くのも無理はありません。自分自身だって授業等とは言え、楽しくやったという記憶はありませんから。
ひところは相撲人気に翳りが見え、観覧席に空席がちらほらあったものですが、最近はスー女なども現れ、相撲人気が復活どころか、以前を凌駕するまでになっています。
そうした人気が続く中で必ず話題になるのが、日本人力士の活躍云々、大関取り、日本人横綱などです。稀勢の里が横綱に昇進したことで、相撲取りを目指す日本人が増えるかどうか?
相撲は必ずしも日本人力士が活躍しないといけないと言っている訳ではありません。そうではなく、国技とも称される相撲を、昔のように普及させるための手立てを考えてはどうだろうか、ということです。
プロの裸にまわし姿は当然のことです。しかし相撲に触れる、そしてその楽しさや奥深さに目覚める少年を増やすには、厳密なまわしに拘らずとも、もっと簡易なまわしなどを追求することも有りではないか、と。
体育授業で必須にするという方法を取りながら、授業で簡易に使用できるまわしを考案し、身近なものとして触れることが、将来の相撲発展につながるかもしれない、と思うのですが・・・。
そんなまわしを一緒に考案する会社はいないものか・・・。