自分の足裏をじっくり見てみよう。タコや魚の目があるようなら危険信号かも!?
2017.03.7
外も温かくなり、春を迎えようとしています。マラソン大会も行われるようになり、練習に勤しむ人も多くなってきました。
先日、とある接骨院の先生とお話していたら、興味深い内容だったので少々ご紹介したいと思います。
先生は仕事柄、多くの患者さんの足元を診察してきました。そんな中、偶然オリンピック出場経験者の足を診ることになったそうです。そうすると足にタコができていたそうです。そこで先生が感じたのは、現在の状態では十分なパフォーマンスを発揮できないのではないか、という心配だそうです。
先生曰く、身体のバランス、着地のバランスなど、どこかにアンバランスな部分が存在して、それが足のタコとして表面化している、とのこと。
バランスが良ければその人本来のパフォーマンスは存分に発揮され、好記録にもつながるらしいのです。そして何より故障をしにくい身体に結び付きます。
この話を伺いながら感じたのは、そうマジマジと自身の足、足裏を観察することはないな、ということと、仮にタコや魚の目があっても、既に慣れた存在程度の感じ取り方だったということです。
接骨院の先生が仕事として診た場合、この患者さんには何か処置等が必要で、場合によってはテーピングやサポーター等の活用によって、対処するべき対象になるのです。
皆さんはご自分の足の状態をどのように認識していますか。
人は二足歩行によって、足裏に全体重がかかる仕組みになっています。身体全体の面積から考えると、足裏の面積の何と小さいことか!
足や足裏に違和感があったり、痛みを感じたりしたら何かがおかしい? のかもしれない。そんな時は接骨院などで診てもらうのも一手かもしれません。
歯医者には歯石取りなどで定期的に通院することが、将来の健康にも好影響だとの認識が広がっています。
そのような理屈で考えると、足・足裏の健康を維持することがいくつになっても元気に自分の足で歩ける健康作りに影響を与えるとも考えられるのかもしれません。
事実、ケアサービス等の現場では、ネイルケアなどの足指を世話するようになっています。こうした行いが自分で歩行できる環境作りに大いに役立つという認識が広がっている証拠でもあります。
高齢になっても元気よく生活しつづけることに最も重要な要素、それこそが足・足裏の健康そのものではないでしょうか。
この機会に自分の足・足裏を良く観察してみて、調子が悪いようなら一度診察してもらうことも考えてみてはどうでしょうか。