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サンプル依頼を頂いたのですが無念の断念! 丸編み機でそっくりのものを作り出すことは難しいのか?

2017.03.24

サポーター

おかげ様で多くの企業様からお問合せ、また仕事の依頼が来ております。全てにおいて完璧にお応えできれば良いのですが、これが必ずしも上手く行かないこともあるのです。今日はそんなお話をしたいと思います。

 

先月になるでしょうか、弊社のHPをご覧になった方からサンプル作製の依頼がありました。電話での問合せだったのですが、現在生産している商品(現行品)と同じものを生産できる工場を探しているという内容でした。

 

電話でお聞きしていても、なかなか商品の具体的な絵が見えてきませんでしたので、実際の製品を送ってもらうように依頼しました。すると快く発送Okを頂けましたので、お客様も真剣なのだと判断致しました。

 

送って頂いた製品を前にしてみると、確かに弊社の丸編み機と似た生地であることは理解できます。製品は送って頂いたのですが、生産方法までは教えてもらえませんでしたので、まずはその現物を見ながら糸やゴムを推察していきます。

 

丸編み機で生産した保温用シームレスサポーター生地をカット&ソーで縫い合わせることで、立体的な商品に仕上がっていた点が斬新でしたが、はたしてこの縫製自体も可能か不可能か?

 

こういった依頼が意外と多いのです。現行品と瓜ふたつでお願いできますか?という内容なのです。何かしらの理由があってのことですが、担当者は問題を抱えていて解決すべく新たな先を探しているのです。

 

そういった裏事情も察しがつきますから、何とかご希望に添えるように最大限の努力は致します。

 

ところが、解決できない問題というのがあるのです。それは丸編み機そのものが全く違うというケースです。丸編み機には色々な違いがあるもので、例えば針数の違いや径の違いなどによって、編み上がった生地の目の細かさや伸び具合、または生地の太さなどが全く異なってきます。

 

同じ丸編み機でありながら、出来上がりの顔が違っていては、もはや別物と言わざるを得ません。依頼された方は多くの場合、生産工場だけ変更することで、従来から愛用して下さる人も気が付かないほどの出来を求めておられます。

 

違っているけどOKとは絶対にならないことが、非常に難しいものにさせます。

 

今回の案件もこうした事例のひとつで終わりました。しかしチャレンジする過程で、新たなヒントを得ることもあります。ニット製生地をカット&ソーというスタイルで立体的な商品に仕上げるという勉強になりましたので、今度は弊社のオリジナル商品に活かすことも念頭において、いずれかの時に具体化できれば良いと思っています。

 

丸編み機を使った製品の依頼は大歓迎です。まずはお気軽に問合せをして下さい。製品見本を拝見させて頂ければ、スムーズに商談も進みます。

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