試作の腹巻が思ったよりもコストがかかりそう。机上での見積もりとは違った目付になって、再見積もり提示の必要ありか?
2017.04.25
先だってから腹巻の案件を抱えております。依頼主から試作前であってもいいので、概算見積もりを提示して欲しいという依頼があったので、先々週にはおおよそでの金額を提案していたのですが。
実際に試作してみないと判らないことはあります。ちょっと思っていたよりも目付量が多かったようで、いくらかコストアップになりそうな予感。
試作前に見積もりを依頼されることが本当に多いんです。糸が揃っていない場合も試作が出来ないですよね。それから量を多く流していない状況の中で、縫製工賃を算出するのも結構気を使います。
試作してみたら、こんな不都合が発生して、どうやら手間が掛かるなんてことになるものです。やっぱりある程度のボリュームで動かしてみて、誤差のない見積もりも可能ということなのです。
幸い、今回見積もり提示をする時に、互いに概算見積もりだと理解した上でのことですから、改めて再見積もりを提案すれば事は丸く収まると思います。
しかし見積もり額がアップするというのは誤算ではあります。ある程度、この金額なら話が前に進みそうという価格から、外れてしまうことになりそうですから。
アップしそうなコストを弊社で負担するのか、それともお互いに痛み分けにするのか・・・。ここは思案のしどころです。販売元が今後も成長が見込める先であるので、この際無理しても欲しい案件ではありますが。
まずは出来上がった試作が気に入って頂けるかどうかが問題でした。依頼主の頭の中には、既にイメージが出来上がっていることと思われます。そのイメージに近いようなら、いくらかの修正はあるにせよ、話はスムースに進んでいくでしょう。
しかしながらイメージと離れているようなら、価格もより強く考慮されることになるでしょう。見積もり価格の引き下げといったことも想定されます。
この場合、それを呑むのか呑まないのか?
今の時点で考えることではありませんが、すんなり行ってくれることに期待したいです。