保温用シームレスサポーターで油はねによる火傷予防が出来るか?
2017.05.8
以前ブログで書いたのですが、讃岐うどんの有名チェーン店の天ぷら担当の従業員の方が、腕に保温用シームレスサポーターをしていたのです。おそらく「ひじ用サポーター」だろうと思います。もしかすると「ふくらはぎ用サポーター」くらい太いものを使っていたかもしれません。
こんな使い方は見たことがありませんでした。天ぷらで跳ねる油から腕の火傷(やけど)を防ぐための策だったのです。凄いアイデアです!
保温用シームレスサポーターは糸とゴムで出来ているので、ゴムが適度に腕を締め付けます。そうすると袖がだぶつきませんので、袖に火が付く危険性が低くなります。ピッタリフィットしていることが重要だろうと思われます。
それから保温用シームレスサポーターなら洗濯だって可能です。通常は手洗い推奨ですが、こんな用途なら洗濯機で洗っているのかもしれないですが。いつも清潔に活用できますよね。
こうした活用方法は意図していなかったのですが、それぞれが自由に使用して頂くことは大いに結構なことです。
ところで、こうした活用の仕方が他に考えられないものだろうかと思いました。例えばですが、こんな場面を見かけたことはないですか?
たこ焼き屋さんの油はね!
たこ焼き屋さんと一括りでいっても、そこには色々な焼き方がありますが、私がイメージしているのは油で揚げるように焼くタイプのたこ焼き屋さんです。有名なチェーン店でもあるタイプですよね。
あそこで焼いている人の腕を見たことがありますか?
どんな格好でたこ焼きを焼いていたのだろう? もしかすると腕には火傷痕が数多くあるのではないでしょうか。もしもそうだとしたら、火傷防止用に腕専用のカバーを用意するのも一手ではないでしょうか。
もちろん格好の良し悪しは重要だろうと思います。私がうどん屋さんで見たサポーターは真っ白であり、うどん屋さんの真っ白な割烹着姿と同化していました。
たこ焼き屋さんだったらどうでしょう。色は黒系や紺系などを私はイメージするのですが・・・。作業着とのマッチングが大切ですから、ユニホームの一部のようにデザインする必要がありますね。
うどん屋さんは一般的な保温用シームレスサポーターを活用していると見立てたのですが、もしかすると専用の作りになっているかもしれません。例えばですが、使用する糸を熱に強い素材を活用するという方法だって考えられます。家庭用の腕抜きにも引火しにくい難燃性の糸が使用されているものも売られているくらいですから、仕事用の中にも難燃性の糸で作ったものだってあっても不思議はありません。
かと言って、難燃性の糸を使った保温用シームレスサポーターの製作依頼が過去にあったかと問われれば、無かったという答えになりますが。弊社には来ていないだけで他社で生産していると考えることも出来ます。
油はねで火傷することが考えられる先はまだまだあるでしょう。から揚げ専門店だったり、天丼の専門店だって該当しますね。他にもとんかつ屋さんもありました。それぞれの作業現場でそれぞれに工夫がなされているのか、はたまたいないのか。
調べてみると意外なニーズがそこにはあるかもしれません。弊社で製造販売できる類のものであれば嬉しい限りですけど。