ニット製シームレスサポーターの技術をボトルカバーに応用できないだろうか
2017.11.20
ぐっと冷え込んできました。北海道の映像を見ると、雪に覆われていて本格的な冬の到来を感じさせます。先週はインフルエンザの予防接種をしたのですが、加賀地方では既にインフルエンザに伴う学級閉鎖のニュースも聞かれます。
日頃から手洗い、うがいを徹底してお互い予防に心掛けましょう。お医者さんが考える予防で最も効果的なのは、手洗いの徹底だそうです。まずは外出先から帰ったら手洗いですね。
ところで、弊社は丸編み機を活用してニット製保温用シームレスサポーターの生産を行っています。一般的には人が使用するものですが、これをもっと違う用途で使用できないだろうか、と日々考えるんです。
そんな折、ある人からこんなアイデアが出たのです。
「酒瓶などのボトルカバーにしたらいいんじゃない?」と。
確かにビンに生地を被せることは可能かもしれませんが、何故ビンのカバーなのか? と疑問に思いました。ところが話を詳しく聞いてみると、なるほどと思えることがあったのです。
地震による転倒
その方のアドバイスは地震を想定したものだったのです。地震が発生した直後の酒屋さんを思い出して下さい。ニュースで被害状況を伝える中で、床に割れたビンが散乱している映像を目にしたことがありませんか。
ケガを少なく
割れたガラスが飛び散ることを防ぐことが出来るのではないか、というのがサポーターをビンに被せる発想です。サポーターの中にガラス片が留まっていれば、後片付けも簡単ですし、ケガの発生も少なくて済むかもしれません。
ニット製シームレスサポーターの良いところ、それは伸縮性があって、フィット感が得られることです。伸縮率も倍はあり、色々な太さに対応が可能な点は利点だと言えます。また、生地によっては密度もあり、糸素材によっては強度も十分に保つことが出来ます。
ビンが割れることを防ぐことは不可能ですが、その後の後始末を簡単にすることが出来る点では発想として面白いと思います。
この考え方は他にも当てはまるかどうか? 例えば、散らばってほしくない小さな粒を覆っておくという発想や、ケガを予防できるように覆うという発想。
ニット製シームレスサポーターの生地は、人以外にも活用できるのではないかと思います。
こんなものに利用したいというアイデアがありましたら、是非ご連絡下さい。