腕章は修学旅行や遠足、部活の大会参加、各種旅行など、団体で行動する時に使用すると効果的です。
2016.05.31
皆さん団体旅行や団体行動で、周りの人に迷惑をかけてしまったなぁ、という苦い思い出はありませんか。
修学旅行で京都へ行ってみたら、同じような制服を着た他校と一緒だった人も多いでしょう。そうした中で自校の集合場所と間違えて、他校に行ってしまったなんて人や、違う学校のバスに行ってしまったなんて早とちりもあるだろうと思います。
そうした迷子にならないための方法として、みんなで共通の腕章を巻くことで、安心して行動ができます。
私も大人になってから、この迷子を経験した恥ずかしい思い出があります。今でも同行した人たちに申し訳なかったなぁ、という気持ちでいます。
どんなことから迷子になったかと言うと・・・。
海外での出来事です。もう随分と以前のことですが、新婚旅行をした際に起きました。現地の言葉が理解できないにも関わらず、新婚旅行を個人旅行でお願いしていたのです。
友人の勧めもあって、個人旅行で良い代理店があるから紹介してあげる、との一言で、なんとかなるかという思いから、プランを練ってもらいました。
この旅行はホテルと電車のチケット、食事する店、オプションツアーがある程度組まれておりました。迷子はこのオプションツアーで発生しました。
この日、決められた場所で待っているとバスがやってきて、2時間ほど離れた観光名所に連れて行ってくれました。既にそのバスは満員で、どこの国の人たちかわかりませんが、同じ場所に向かうツアーだと理解できました。バスの中には日本人は私たちだけです。
目的地に着く直前、バスガイドの女性が何か説明しています。おそらく、何時に出発するので、決められた場所まで戻って下さい。時間厳守でお願いします、とか何とか。想像はつきますが、如何せん言葉がさっぱり解りません。正直言って困りました。
ところが何とかなると勝手に思い込んで、バスガイドの女性に聞くことをしなかったのです。これが大きな間違いでした。
何とかなると簡単に思ったのには訳があります。観光地と言えど狭い範囲だったので、このバスの人たちにくっついて行動すれば、いずれバスに戻ることができると安易に考えたのです。目的の建物を見学する間は目の前にいたので良かったのですが、建物から一歩外へ出てみると、何と目の前の広場には同じようにしか見えない外国人でいっぱいでした。もう自分が目標にしていた外国人がどの人だったのかなんて見わけがつきません。
どれだけ時間が過ぎたでしょうか。その場所からほとんど離れることなく、土産物売り場などを散策していると、目の前に急に女性が現れて、大きな声で何か叫んでいます。
ハッとしました。この人はバスガイドの女性です。時間になっても帰ってこない日本人のツアー客2人を探しにやってきたのでした。手を引っ張られ、連れて行かれた先は、先程まで居た場所とは全然違う場所で、既にバスの中には全員が着席して待ってくれていました。バスに乗り込むと遅れたことを詫びて頭を下げましたが、皆さんの顔を真正面から見ることができません。
何てやつらだ!と思ったことでしょう。実際にどれほどの時間を待たせてしまったのか解らず仕舞ですが、待たされる方はいい迷惑だったことでしょう。
今から思うと、大変申し訳なかったなぁ、という思いしかありません。バスガイドの女性も、大勢の中で良く私たちがわかったものだ、と思います。もし見つけてもらえなかったら、ホテルに帰ることができたかどうか。思い出すとゾッとします。
この話は海外でのことですが、腕章みたいなものがあれば、こんなことにはならなかったかもなぁ、とも思えます。
国内なら修学旅行の時期、場所は良く似たものになります。時期が重なって、しかも学生なら制服姿が一般的でしょうから、ひと目で自校の学生かどうか識別することも難しいでしょう。そうした混乱を避けるため、共通の腕章をつけることで、団体行動で規律を守ることができます。
団体旅行で海外に行く場合にも活用できます。私の話ではありませんが、ツアー客同士がお互いの顔を認識できるまでに時間もかかるでしょう。みんなが同じ腕章をしていれば、簡単に把握することもできます。
小学校や保育園、幼稚園の遠足などにも最適です。特に保育園・幼稚園の遠足では親同伴の場合があります。お互いのお子さんや親同士も知っているようで知らない場合もあります。みんなで同じ腕章をつけていれば、名前は不明でも同じ保育園の親だと判断できますし、安心して一緒に遊ぶこともできるでしょう。
団体で行動する時は、安全に行動できることが必要です。同じ腕章をすることで、迷子等の無駄な時間も無くなりますし、引率側もツアー客も互いに安心して旅行を楽しむことができます。
今度、海外で同じような場面があったら営業してみたいと思います。