シリコン加工したニット製シームレスサポーターは機能性が大変優れている。
2016.06.1
ニット製保温用シームレスサポーターを使用したことはありますか。ドラッグストアや接骨院、整形外科などで販売している、筒状になった保温用サポーターです。
一般的に販売されているシームレスサポーターは、その素材や形状等の違いにより、差別化が図られています。
弊社が販売しているシームレスサポーターには、シリコンが塗布してある機能性サポーターがあります。
ニット製生地にシリコンをなぜ塗っているのか?
それは、シリコンを塗った生地部分の伸びを制御したいためです。通常、ニット製シームレスサポーターはゴムが入っており、伸縮性があることを売りにしています。伸び縮みすることが本来ニット製シームレスサポーターが有している、最大の特徴なのです。それをあえて、真逆の加工をして一体何になるのか?
生地の伸びを制御して圧迫度合に変化を与える
本来はゴムが入っていて十分に伸びがあるシームレスサポーターに、部分的にシリコンを塗ることによって、塗った部分の生地は当然伸びが無くなります。このサポーターはあえてその機能を求めたサポーターなのです。
筒状のニット製シームレスサポーターは、シリコンを塗った伸びない部分と、塗っていない本来の生地部分ができます。この差が圧迫度合の差になって、シリコン部分は圧迫感が強くなるわけです。
例えばこんな使用方法があります。膝のお皿(膝蓋骨)の上と下辺りにシリコンを塗ってみます。そうすることで、ニット製ひざサポーターの装着感も高まり、従来のニット製ひざサポーターと比較して、よりひざを安定させることができます。
また別な用途で使用されています。上記のひざサポーターはひざに溜まった水を引かせるための圧迫用サポーターにもなるそうです。一般的にはバンテージや包帯等で圧迫することがあるようですが、簡易な方法としてこうした機能性サポーターが使用されています。