電熱線が内臓されたサポーターはないですか、と言う声に応えて現在研究中です
2016.07.6
「暑いのと寒いのどっちが好き?」
こんな質問受けることないですか。私なら迷わず暑い方と答えます。厚さは我慢ができるんです。でも寒さは本当に堪えます。
暑い時期は身体が動かせるのですが、寒いと何もしたくない、外出も嫌だとなりませんか?
人は体温が低下すると活動量が当然低下します。免疫力も低下するので風邪などの病気にもかかりやすくなります。
こうした冬の寒さ対策として近年、電熱線を活用した商品が販売されています。ベストタイプや靴下タイプ、手袋などが身近なアイテムです。
そうした中から、この電熱線をサポーターに内臓して患部を温めてはどうか、という話があります。
よく使い捨てカイロを使用している人がいますが、それの電気版ということでしょうか。
電熱線を何で温めるのかというと、充電した小型バッテリーや乾電池を使用するのです。熱せられた電熱線は低温やけどを起こさない程度の温度で管理されており、安心して使用できる工夫がされています。
温める行為とサポーターは相性が良く、ある程度の部位に応用が可能だと思います。例えば腰などは打ってつけではないでしょうか。
腰が冷えて痛いと言う声を聞きますが、腰ベルトに電熱線を内蔵し温めてあげることで血行が促進され、痛みも和らぐことが考えられます。
また、腰と同じくらい患者さんが多いひざ痛も適しています。ひざ用サポーターに電熱線を内蔵させることで、保温してあげることが可能です。ニット製の保温用サポーター以上の温かさが期待できます。
ふくらはぎを温めることも大変有効です。ふくらはぎが冷えて硬くなると、足の血行が悪くなり、足先の動きも悪くなります。高齢者ならつまずきや転倒の心配もありますので、そうした高齢者向けに電熱線内臓のふくらはぎサポーターは有効ではないかと思っています。
寒い冬も工夫次第で過ごせるようになります。単に寒がりに人向けだけではなく、高齢者の予防対策として、こうした電熱線内臓のサポーターが発売できれば良いな、と思っています。