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ずっと上を向き続けてお仕事や作業をされている方は頸部痛にお悩みと聞きます。

特に電柱や橋梁、トンネルなどの点検作業では、高所での長時間の上向き姿勢が求められ、首や頸部に大きな負担がかかってしまいます。頸部痛は単なる一時的な不快感にとどまらず、作業効率の低下や長期的な健康問題へとつながる可能性があります。そんな悩ましい作業者の頸部痛をサポートする製品を製造したいとお問い合わせがありましたので今回紹介していきます。

頸部痛(首の痛み)の原因とは?

頚部痛(けいぶつう)は、首の痛みのことを言います。頸部痛は主に「筋肉・関節からくる痛み」と、「神経からくる痛み」に分けられます。前者は、筋肉のこりや血流の低下、関節の可動域の狭さなどを原因として痛みます。後者は、頚椎椎間板ヘルニアをはじめとする疾患を原因として起こる痛みを指します。

参考:西梅田 静脈瘤・痛みのクリニック

作業中による頸部痛の原因はいくつも考えられますが、一例として作業中に発生するぎこちない姿勢、重たいものを運ぶ肉体労働、反復作業、精密作業などが挙げられます。

机と椅子の高さが合っていない慣れない作業台で、シール貼りや細かい作業を何時間もやっていると首が痛くなります。

上を向き続ける作業でも頸部痛が悩ましい問題です

ずっと上を向き続ける作業現場では、頸部への負担が蓄積し、慢性的な首痛に悩まされることが多くなります。正しい姿勢を維持することは、首の痛みを防ぎ、作業効率を向上させるために非常に重要です。

頸部痛がもたらす深刻な人体被害について

頸部痛は、単なる不快感や一時的な痛みを超えて、人体にさまざまな深刻な影響を及ぼす可能性があります。特に、電柱や橋梁の点検作業のように長時間上を向いて作業を行う現場では、頸部への負担が蓄積しやすくなります。頸部痛は、単なる一時的な不快感ではなく、長期的に見ると身体全体に深刻な影響を及ぼすため、早期に対策をおこなうことが必須となります。

1. 慢性的な痛みと生活の質の低下

頸部痛が慢性化すると、日常生活における動作が制限され、生活の質が著しく低下します。痛みが続くことで、睡眠の質が悪化し、疲労感や集中力の低下を引き起こします。

2. 身体機能の制限

頸部の痛みは、首や肩の動きを制限し、頭部の回転や傾斜が困難になります。これにより、作業効率が低下し、他の身体部位にも負担がかかることで、肩こりや腰痛などの二次的な痛みが発生することがあります。

3. 姿勢の悪化と脊椎への影響

長時間の不自然な姿勢が続くと、脊椎のカーブが変形し、頸椎症や脊椎管狭窄症などの深刻な脊椎疾患を引き起こすリスクが高まります。これらの疾患は、さらに痛みを増幅させ、治療が困難になる場合があります。

4. 心理的影響とストレスの増加

慢性的な痛みは、心理的なストレスや不安を引き起こす原因となります。痛みの継続は、うつ症状やイライラ感を増幅させ、精神的な健康にも悪影響を及ぼします。

首用サポーターで安心な作業環境を作りませんか?

日本の橋梁やトンネル、上下水道などインフラの老朽化が問題になっていますが、国土交通省が主導してインフラの総点検や入替え工事してますが、数が多すぎて手が足りてないようです。石川県でも北陸道が手取川を横切る箇所の橋が大規模工事で片側2車線ずつ入れ替え工事を行なっていて、大小問わず至る所で工事が行われています。

国土交通省における インフラメンテナンスの取組 令和5年1月

私たちが快適に生活できるのは便利なインフラあってこそなので、点検や工事、建設関係でお仕事されている方々には感謝を述べたいのと、改めて作業環境については考えさせられます。

こちらは中部電力のYoutubeで電柱の点検について解説しているのですが、作業中にもいろいろな道具を持たれて、上を向き続けるので、撮影してるときと実際の作業時では負担はまったく違うものなのではないでしょうか?

安全に作業できる環境づくりとは?

頸部痛が作業効率低下や作業者の健康リスクを引き起こす現状を考えますと、工事や点検関係の経営者の方々やや現場マネージャーにとっては非常に悩ましい問題と思います。腰を痛めるとクセになってなかなか治らないように、首にも同じことが言えます。

こういったお悩みに応える製品開発ができないものかと山屋産業では日頃より考えております。夏用のメッシュ素材、冬場はカイロを入れられるポケットを追加したり、軽くて丈夫な素材を使うことで作業の邪魔にならずに安心して使える製品もご提案可能です。ワークアシストスーツなども最近では各種メーカー様が色々な製品をリリースされていますが、非常にごつくてやや重たいため、同じ姿勢で大きく身体を動かさないような業務には不向きかもしれません。そういった方々にも手を差し伸べてあげられる製品開発を目指していきたいと思います。

安心して首をアシストするサポーターのOEMが可能です

パソコンを見ながら仕事する人が増えて、下を向く人用で首や肩こり対策グッズは多いと思いますが、上を向き続けて仕事をする人が首を痛めにくい製品というのはあまり馴染みがないかもしれませんね。永年サポーターづくりを行っていますが、すべての職業に当てはまって効果のある製品は少ないです。医療でもスポーツでも〇〇向け、という製品も多く、オーダーメイドの依頼もたくさんいただきます。どんな形であれ、痛みを感じている人の負担をおさえられる製品づくりをしたいですね。

今回は工事関係のお話を中心に書きましたが、農作業の分野でも、例えば、ぶどう農家さんがジベレリン溶液浸漬処理(種無しにしたり、果実を肥大化させる処理)をされる際に、上を向き続けて、腕も上げっぱなしなので年齢をかさねるにつれてしんどくなると聞きました。食べやすいブドウを作るための農家さんの作業はものすごい負担なのだと思います。一般の人の目に見えていないところで努力されている職人がたくさんいらっしゃるので、少しでもその力になれるよう製品開発していきたいと考えています。

山屋産業でこれまでに医療、スポーツ用のサポーターだけでなく、ワークアシストスーツなども手掛けています。もちろん首や肩周りをサポートする製品もたくさん製造実績がございます。こういう製品が欲しい、こういう悩みを感じているなどのアイディアをお持ちの方がいらっしゃれば是非お気軽にお問い合わせください。

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