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石川県では梅雨明けが発表されました。全国で過去最短だったとのことで、6月に明けたのは初めてだそう。今年は暑い夏になりそうです。

最近の気温は30度越えが当たり前で、外に出るのも気が引けてしまいそうな暑さです。暑すぎて逆に家に引きこもりがちですが、サボってはいけないのが「エクササイズ」です。

室内エクササイズをする上で活躍するのが「ヨガマット」です。衝撃吸収してくれるので足にも優しいですし、床を傷つける心配もありません。賃貸や集合住宅に住んでいるなら、騒音防止の効果も望めます。

ヨガマットとは?

ヨガマットは主にヨガをする際に手や足が滑るのを防ぐために作られたと言われています。昔は、瞑想の為のヨガやポーズをとるヨガをするときは地べたで行ったり、鹿やトラの皮の上で行っていたようです。現代では、ヨガマットの素材は主にプラスチック、ゴム、たまに麻、コルクから作られていて、使われる素材はコスト面やグリップ力、質感やクッション性を考慮して作られています。現代のヨガマットはただ瞑想・ヨガするためではなく、自宅で筋力トレーニングするのにも採用されています。今回は山屋産業の中の完全主観で、「自宅で筋トレ」を目的とするヨガマットの選び方をお伝えします。

厚さで選ぶヨガマット

ヨガマットの主流サイズは4㎜~5㎜と言われております。薄めの物で2~3㎜、厚めのもので6㎜以上もございます。ここで私からは4㎜~6㎜の物をお勧めしたいと思います。筋トレをする際は、体に大きな負荷がかかります。勿論筋トレの種類によりますが、たいていは膝・腕をついたり、ジャンプしたりといったトレーニングで一点に負荷がかかりやすいです。

これを薄めのマットで行った場合、大体30秒同じ動きをし続ければ、負荷がかかっている部分のマットが潰れて、ほぼ床でエクササイズしているのと同じくらいの痛みが出てきます。これが厚めのマットであれば、痛みが軽減されるという訳です。筋トレをメインでヨガマットを使用するのであれば断然「厚め」をお勧めいたします!

素材で選ぶヨガマット

次に素材で選ぶ場合です。これは個人的に非常に重要なポイントだと思います。先述したようにマットの素材はいろいろあり、それによりグリップ力や質感、クッション性や反発性、エコであるかどうかが変わってくるからです。

結論からいうと筋トレにお勧めヨガマットは「TPEマット」です!筋トレで汗をかく事、毎日使っていくことを考えると、衛生的に使用できるという点はかなり大事であると考えます。TPEには水分を吸収しにくいという特性があるので筋トレで汗をかいても手入れが容易で、衛生的に使用することができます。

自身の経験ですが、汗を吸収してしまうヨガマットは最悪です。毎日汗を描いてもシャワーを浴びないマットを使っているような感覚ですから、衛生面は最悪です。TPEマットの価格は中価格帯でお買い求めやすく、PVCに比べて臭いがきつく無かったり、肌に良く、環境にも比較的良いので、総合的にお勧めなのです!

山屋産業では、台湾でヨガマットを製造しています。マットに良く使用される素材をご紹介させていただきます。

天然ゴム / Natural Rubber

天然ヨガマットは、天然素材を使用したマットです。密度が高いので非常に重く、表面が少し固めですが、グリップ力の強いのが特徴です。長所は、耐久性が非常に高く、長く使うことができる点。また、天然素材のため環境負荷が非常に低いので、環境に良い製品を探している方は、エコで長く使っていける天然ゴム製のマットを選びましょう。

環境負荷の低い天然ゴム

パラゴムノキは空気中の二酸化炭素を吸収し、工業製品の原料となる天然ゴムを作ります。またパラゴムノキ自体にも炭素をため込むため、カーボンポジティブな(CO2吸収固定効果がある)天然資源です。同時に、天然ゴム産地に雇用と収入をもたらし、地域経済を支える産業を形成しています。

https://www.y-yokohama.com/csr/rubber/what/

短所は、価格が高いということです。他の合成ゴムに比べると一番高いです。そして重いため携帯性に欠けます。これをもって旅行へ行こう・・・とお考えの方には向いていません。

熱可塑性エラストマー / TPE (Thermoplastic Elastomer)

こちらはプラスチックとゴムでできた、非常に今どきな素材です。TPEはプラスチックとゴムのハーフなので、特徴は両素材のいいとこ取りをしています。長所は、この素材の熱可塑性を活かしリサイクルが容易であるという点で、燃やしても有害なガスやダイオキシンが発生しません。クッション性がありながら携帯性もあるという点も良く、個人的には筋トレに使用する際はおすすめの素材です。

こんな完璧と思われる素材には短所があります。水分を吸収しない性質で、汗をかいたときにすべりやすいという点があります。また、日の当たる場所に置くと非常に劣化しやすいので、保管場所も気を付ける必要があります。

なぜエコなのか

可塑性とは、固体に力を加えて変形させたとき、その力を除いても元に戻らない性質のことをいいます。

固体が柔らかくなっている状態ともいえるかと思います。加熱により可塑性が出るものを熱可塑性といいます。つまり、熱可塑性樹脂はガラス転移点、または融点まで加熱すると柔らかくなる樹脂です。そして再び冷やすと固くなります。成形時も冷却することにより固体化させます。熱可塑性樹脂は温度によって液状と固体の状態の間を行き来することができます。この性質を生かして材料をリサイクルすることができます。

https://www.yumoto.jp/material-onepoint/thermoplastic-thermosetting

ポリ塩化ビニル / PVC (Polyvinyl Chloride)

ポリ塩化ビニル素材のマットは、これまで述べた3つの中で非常に安価に手に入れることができます。インターネットで見る安い(作りも粗い)マットはPVCがほとんどです。長所は、耐久性やグリップ性、クッション性にも優れており、特徴として面白いのが体に張り付く素材であるという事です。個人的にはヨガ向きだと考えており、ヨガポーズをとっても滑っていきにくいのが特徴です。

PVCの一番の短所は、環境に良くないという点です。この素材は生物分解されるのに1000年はかかると言われています。またその過程で有毒なガスが発生することも知られております。また、PVCに含まれる添加物が肌にも良くないそうで、肌の弱い方は湿疹などできてしまいます。ただ近年ではPVCの処理方法を変えることでガスを発生させない方法があったり、有毒ではない添加物を使用しているPVCもあるそうで、一概に「環境に悪い」とは言えないみたいですが素人から見たら判断が付けにくいので、避けるのがベターと考えます。

環境に悪い?PVC

1.燃やす前述のとおり塩ビを燃やすと猛毒のダイオキシンが発生する。※この問題は解決済み。現在のゴミ焼却場はダイオキシン対策されほとんど発生していない。

2.添加物(可塑剤)塩ビを柔らかくするために添加される可塑剤の中で、フタル酸エステル(DEHP)という化合物が使われている。その中に食品衛生法により使用が禁じられているものがある。

この2つが塩ビが有害とされる理由ですが、①のダイオキシンについては焼却炉の進化によって解決しているので、②の可塑剤がカギを握っているようです。

https://www.sanwasp.com/blog_220518/

どのようなヨガマットが選ばれているか

NewYorkTimesの記事で2024年のベストヨガマットという記事がありました。Amazonなので商品を検索すると何千という商品が並び、ひとつひとつレビューを読んでもなかなか判断できないと思います。そういった際に何を基準に選ぶべきかが書いてあり、もしかしたら日本では買えないものもあるかもしれませんが参考になると思います。

 ・サイズ(巻いた状態と広げた状態)
 ・持ち運びやすさと重さ(クラスへの行き帰りに持ち運ぶため)
 ・粘着性(乾いた手や足と汗をかいた手や足との比較)
 ・厚み、ふにゃふにゃ感、サポート力(適切か、多すぎるか、少なすぎるか?)
 ・表面の質感と感触(肌触り、手や足の裏の感触)
 ・広げやすさ(そして平らに保ちやすさ)
 ・耐久性
 ・におい(においがある場合、またはにおいが消える場合)
 ・魅力

The Best Yoga Mats of 2024 / NYTimes

山屋産業でもヨガマットのOEM製造できますので、お気軽にご相談ください!

「ヨガマットの選び方」いかがでしたでしょうか。ヨガマットはデザイン以外の見た目はほとんど一緒なので、選ぶときに迷ってしまうと思います。そんな方に今回の記事が役立っていただけると幸いです!

ちなみに、山屋産業では台湾に提携工場がありヨガマットのOEM製作ができます。得意な素材はEVA素材です。1色のみ、2色(2層)、折り畳み式、PVCカバーの有無など色々なご要望にお応えします。名入れ、ロゴ入れ、ロゴのパターン(エンボス加工やプリントなど)も色々なパターンに対応ができますので、ご興味がある方がいらっしゃれば是非お問い合わせください。ご要望に合わせて、台湾港で引き取るような形で手配することも可能ですし、こちらでサポートさせていただきますのでご安心ください。

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2021年も終わりに近づいてきました。石川県では先日の金曜・土曜は強い寒波の影響で雪が積もり、久しぶりに市内でも雪景色となりました。さて金曜日の夜ですが、バスで金沢市内に行こうとしたのですが、雪の影響で交通が大変混雑しました。さほど雪も降っていなかったのに、視界が悪かったのかバスが全く進みませんでした。しまいには「到着時間は未定です」との諦めのアナウンスがあり、結局バス停2つ分の距離で降りて歩いていくことにしました。

目的地まで30分ほど歩いたでしょうか。久しぶりに長く歩いた達成感はありましたが、翌日筋肉痛になってしまいました。私自身、毎日室内でトレーニングをしていたのにも関わらず筋肉痛になったことに驚きました。
コロナ禍になって外に出る機会が減ったのに伴い、自然に運動する時間も少なくなっているようです。スポーツ庁HPでは、コロナ禍の健康二次被害について下記の事が挙げられております。
※健康二次被害とは、コロナ禍に外出自粛をした人が増加した結果、運動不足やストレスから、心身に悪影響をきたす問題です。

民間の調査によると、外出自粛等によって以下のような生活習慣の変化や体への影響が報告されています。
1)1日当たりの歩数が減少
2)体重が増加
3)休校中に運動不足や生活リズムの乱れ、自宅学習の集中力が続かないこと等の訴え
4)テレワークによる「肩こり・腰痛」「目の疲れ」等の不調の訴えが増加
5)座位時間が長くなることにより、血流の悪化や血栓ができるリスクが上昇  など

自分の様に、普段室内トレーニングを行っていても、外出自粛による、自分でも意識していないような様々な影響によって運動機会が損なわれているようです。おそらく自宅のトレーニングでは、無酸素運動であるいわゆる「筋トレ」を行う方が多く、自然に有酸素運動であるランニング・ウォーキングなどを行う機会が減ったのだと思います。もちろん、ランニングマシンなど運動機器が自宅にあれば別ですが。

最近流行している室内トレーニングの一つに、「HIIT」があります。これは短時間に激しめの筋トレを行い、間に軽い運動(例えば、軽くジョギングをする動き)を組み合わせたトレーニングで、有酸素運動と無酸素運動を組み合わさったものなので、コロナ禍でも気軽に運動不足の解消と健康二次被害の予防ができそうです。

このHIITトレーニングは、室内でも抜群の脂肪燃焼効果と筋力アップが望めるのですが、個人的には一つ難点があると思っております・・・「音」です。このトレーニング、かなり激しくバンバン音が出るので、賃貸だと下の階の人にかなり響いていて、思いっきりトレーニングできなくなってしまうのです。
そんな悩みも解消できるのが厚めのヨガマットです。一般的なヨガマットの厚さは4㎜~5㎜ですが、山屋産業では6㎜以上のマットも製作可能です。個人的には10㎜のぶっとんだ厚さのマットがあっても面白いかもしれません。

これから寒くなれば自然に室内にいる時間も長くなるものです。室内でもトレーニングが快適に行えるように、ヨガマットの製作希望の企業様はぜひお問い合わせください。


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