「スー女」という言葉をご存じですか?
これは相撲ファン、相撲好きの女性のことを言うのですが、近年女性の相撲ファンが増えているそうです。相撲協会も積極的に女性ファンを取り込む企画を行っており、相撲取りの素顔を写真で公開するなど、個々のキャラクター売り込みなどをしています。場所も連日満員御礼とのことで、入場者数も若貴時代と変わらない入りまで回復しています。
2017年に「スー女のみかた―相撲ってなんて面白い!」という本が出版されるくらいファンが増えているようです。
<内容説明>スー女とは?…相撲ファンの女性、「相撲女子」の略。遠藤、大砂嵐、逸ノ城ら若手関取が頭角を現した2014年頃から女性相撲ファンが急増。彼女たち、中でも20~30代の若い女性ファンを指して相撲女子、スー女と呼ぶようになった。もちろん年代を問わず、相撲ファンの女性を総じて相撲女子、スー女と呼んで差支えない。特徴は、これまでの好角家とは違う相撲の見方、楽しみ方をすること。広く相撲界全体を愛し、絶対応援主義。音楽界、芸能界にもスー女は増えている。
ス-女のみかた / 和田 静香【文・イラスト】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)
大相撲九月場所も終ったばかりですが、見ごたえにある15日間でした。地元石川県穴水町出身の遠藤が久しぶりに大活躍をしてくれて、見事13勝2敗という好成績でした。個人的には遠藤に優勝して欲しかったのですが、11日目の取組み玉鷲戦の1敗が悔やまれますね。
優勝は全勝の豪栄道でしたが、これには驚きました。何となく豪栄道はいつもカド番のイメージがあって、大関になってからは目立った成績を残していなかったのですから。これでは遠藤の優勝もないですよね。豪栄道が初優勝したことで、一気に今度は綱取りの話題になりましたが、是非とも次の場所もプレッシャーに負けることなく頑張って下さい。
ところで、2か月ほど前になりますが、取引先より脚の太さ80cm位で使える「保温用シームレスサポーター」を探しています、という電話がありました。何に使用するのですかと尋ねると、玉ノ井部屋の関取が使いたいそうです、という回答。
残念ながら弊社の編機では対応が出来ないので、お断りしないといけないと思ったのです。しかし以前、奈良県にあるニッターさんにチューブ包帯用の試作で編んだ頂いた、置き寸法幅が28cmという大きな編み生地を持っていることを思い出しました。
チューブ包帯というのは、ギプスなどの下巻きに使用するニット製の筒状になったストレート生地なのです。病院などで使用されるもので、例えばギプスをする際に使用したり、手術などを行う患者さんが、露出した肌を覆って冷えを防ぐといった使われ方をするものです。
病院などでは筒状になった長い生地を必要な長さにカットして、自在に使用する仕組みになっているのですが、今回は保温用シームレスサポーターをして活用したいということですから、33cmにカットして縫製をし端の処理を施しました。
私が腹巻きとしてサンプル着用して入ったことから、取引先にこのサポーターをお届けしたところ、関取が使用可能との連絡を頂きました。良かったです。
九月場所を見ていると、保温用シームレスサポーターをしている力士が目に付きます。やっぱり激しくぶつかるのでケガが付き物なのかもしれません。保温用シームレスサポーターが活用されているのは嬉しいことですが、サポーターをつけていない力士ばかりになるほうがやっぱり嬉しいですね。