今回は夜ランニングと反射加工についてのお話です。最近、夜ランニングを始めたのですが、真っ暗な所は知っていると対向から走ってきた人とぶつかりそうに。反射加工された服やライトを身に着ける必要があるな~と感じました。
ランニングは、脚だけでなく体全体を動かす全身運動です。筋肉を動かすエネルギーをつくるために、酸素を使用し脂肪を燃焼させることから「有酸素運動」と言われます。有酸素運動の効果の1つとして体脂肪の減少が挙げられますが、継続することでその他のさまざまな効果も期待できます。
https://www.sportsauthority.jp/staffblog/blog/b-runkouka202009/
ランニングは長時間体全体を動かして運動することから、有酸素運動に分類されます。逆に「無酸素運動」はいわゆる筋トレのことで、短時間に強い力を発揮して行う運動の事です。ランニングを行うことで、体に良い影響があります。例えば、ダイエット効果、体力UP効果、コレステロール値を下げたり、心臓の働きを良くする直接的な効果だけでなく、ストレス軽減や気分をUPさせる等の心に健康にも良いことがわかっています。メリットいっぱいのランニングですが、どれだけ続ければよいのでしょうか。
有酸素性運動を継続して20分頃からエネルギー源が体脂肪に切り替わりますので、脂肪の減少を目的とする場合は長い時間継続出来る有酸素性運動が多いエクササイズを選ぶことが効果的です。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-072.html
いろいろな情報がありますが、ダイエット目的であれば20分以上のランニングをすることがお勧めです。20分までエネルギーがまったく燃焼されないということではなく、脂肪が燃焼されるのが約20分を経過した頃からですので、より効果的であると考えられます。また個人的には、1回にどれだけ長い時間を行うかということより、週に2回、少ない時間でもかならず走るといった様に習慣化することが大事だと感じます。
ライフスタイルや気分的な要因で、ランニングの時間帯は人それぞれだと思います。私は夏は夜のランニングが一番だと思います。先述したように、気温が低いので走りやすいですし、仕事終わりで疲れていてもランニングすることで、その夜のエネルギーを取り戻すことができるからです。また、紫外線を気にする必要もありません。
一方でデメリットもあります。遅い時間に走るとランニング時の興奮状態が続いて、眠れなくなってしまいます。暗いので前が見にくいので、朝に比べて安全性が劣ります。
わたしは家の近くには犀川があるのでその河川敷を走ります。ただ、電気がないので夜になると真っ暗になり、対向から人や自転車が見えずヒヤっとした経験も。夜ラン初心者の自分はスマホのライトをオンにして走るしかありません。安全性を高めるには、夜ランニング用に準備しておく必要があります。
夜は車や自転車からランナーが見えにくく危険なところもあるので、ウエアやシューズなど身に付けるアイテムは視認性の高いものやリフレクター付きのものを選ぶようにしましょう。
https://www.asics.com/jp/ja-jp/blog/article/morning-and-night-running
夜ランニングでは反射材などを身につけることで、車や自転車に自分の存在を早めに知らせることが出来ます。夜間の車(ヘッドライト下向き)から歩行者が見える距離の検証では、黒っぽい服装:26m、明るい服装:38m、反射材着用:57m以上となっています。対策している人としていない人では2倍以上の距離が開いているので、いかに大切か分かっていただけると思います。
まずはライトを身に着ける方法です。わたしの様にスマホライトはくれぐれも使わないようにしてください。ヘッドライトなら、ライトを手に持って走るといった煩わしさがありません。充電やバッテリーの長続きするものを選ぶと良いでしょう。
ネオンカラーを身に付けましょう。ネオンカラーの靴を選んだり、いつものランニングウェアの一部をネオンカラーに変えるだけで、ぐっとオシャレに、安全性の高いランニングスタイルに磨き上げることができます。
反射材は暗い場所で特に役に立ち、光が当たった時に光って見える性質があります。注意したいのが、光のないところでは反射材が付いていても光らないので気をつけましょう。例えば、車の多く走る車道などで、車のライトを受けることで反射材が光り、非常に役に立ちます。
ここで間違えやすいのが、反射・蛍光・蓄光の違いです。暗いところで光るものを探しているときに迷うことがあると思います。先述したように反射材は単体で光るものではありません。蛍光の服も単体では光りません。でも、お祭りのリストバンドは良く光ります。どういう性質なのでしょうか??
反射材が夜道で有効活用できる理由は、「再帰反射」という現象を利用しているからです。再帰反射とは、光が通った方向に光が帰る現象のことを指していて、この現象の効果で車のライトなどが反射されます。
https://www.3s-giken.co.jp/reflector/
反射材には「ガラスビーズタイプ」と「プリズムレンズタイプ」の2種類があります。シートに細かいガラスの粒が敷き詰められており、ガラス粒の力により光が反射されることで再帰反射が起こります。
蛍光の特徴は、紫外線に反応して明るく光るという性質を持っていることです。光を吸収してもう一度光を放つ特性を持っているので、鮮明な明るさを出してくれます。
https://www.3s-giken.co.jp/reflector/
蛍光色のTシャツを着てランニングすると目立つのは紫外線を吸収し光を放っているからです。もちろん紫外線のない夜のランニングでは成果を発揮しにくいでしょうが、黒の服を着ているより目立つのは間違えないです。
蓄光の特徴は太陽光や蛍光灯などに含まれる紫外線などの光エネルギーをためて、周囲が暗くなってきたら発光する性質を持っています。
https://www.3s-giken.co.jp/reflector/
非常口のサインなどを思い描くと分かり易いと思います。日中は普通ですが、暗くなると光ります。災害が起こり停電した際には、電力なしで光ってくれるので非常に便利です。非常口のサインに採用されている理由が良く分かります。市販では蓄光テープやバンドが売っているので、身に着けてランニングすれば効果的です。
コンサートでのサイリウム、お祭りでつける輪っか状のリストバンドは、化学発光しています。輪っかのリストバンドはポキッとバンドを折ることで光ります。この瞬間に、内臓されている物質がまじりあい化学反応を起こすことで発光しています。
上記の写真はガラスビーズタイプの反射加工を施したプリントを明るい部屋と暗い部屋で撮影してものになります。
反射加工は、夜間に活動するすべての方が安全に過ごすために役立ちます。例えば夜間工事をする現場仕事の人、夜スポーツをする人、夜間に交通整備をする人、朝早い時間に出勤する人、その数は数えれば膨大なものです。弊社のODM/OEMでは、反射加工した繊維製品の製造も承っておりますので、スポーツ関係やゼネコン関係の方でご興味がありましたら是非お問い合わせください。
ますます日が暮れるのが早くなってきました。2017年の冬至は12月22日です。その日まで毎日少しずつ日照時間が短くなります。要するに暗くなるのが早くなるわけです。
ここ石川県でも夕方から夜間にかけての交通事故が大変多いようです。その中でも特に高齢者の方が被害に遭われるケースが多いとのこと。交通事故には十分注意したいものです。
わたし個人のことで言えば、今年始めからカバンの中にライトを忍ばせるようにしています。通勤が徒歩ということもあって、特に会社帰りは田んぼの中の一本道を突っ切ることもありましたが、以前は何の対策もなしに歩いていました。
この通勤路は車が一台しか通ることができない狭い道路で、ところどころに外灯は点いていますが、決して明るいと言えるものではありません。
以前は夜この道を歩いていると、前から来た車がビックリして20~30mくらい手前でハンドルを切っていました。暗闇から突如人が現れて驚いているのでしょうね。
ですから、以前は万一真っ直ぐこちらに突っ込んできた時は、隣の田んぼに飛び込んで逃げようと思っていたぐらいです。正直、車が前から来たり後ろから来たりすると、気分の良いものではなかったのは確かです。常にビクビクしながら歩いていたと言えます。
引用:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201711/1.html
政府広報オンラインが公表している調査結果を見てみますと、過去5年間の事故件数のグラフを見ると17〜19時の事故が最も多くなっていることがわかります。徐々に暗くなって、仕事終わりや学校帰りの人が一斉に動き出す時間帯に事故が集中しているのが分かります。
夜道を歩くのに無策な状況を10年以上も続けていましたが、ある日いよいよライトを持つことに至ったのです。これには特段の理由があった訳ではなく、しいて言えば手頃な大きさのライトが安く売っていたというだけのことです。
それからもうひとつ加えるなら、災害時に停電でもしたら困ると思い、常に持ち歩くカバンに1個くらいライトがあれば安心だろうという発想からです。
2023年は電気代高騰のニュースが多かったですね。石川県は一部の地域を除いて、車が通っていなければ真っ暗な道が結構あります。私が住んでいる隣の地区では、つい最近になって学生の下校時に暗いからと、やっと片側車線に小型の電灯が設置されたという話を聞きました。
一方別の地区では、歩道に電灯が20本立っていても10本間引いて消灯し、電気代を抑えようとする施作が採択されたと聞きました・・・これは他地区でも同様のことが起こっていると推察できますが、夜道がさらに危険になっていると言えるのかもしれません。
都会の人からみたら街灯が少なくて道が暗いという感覚はあまりないかもしれませんね。地方都市やその周囲では中心街から少し離れてしまうと無人駅も多いですし、バスが終わるのも早く、実際に暗いエリアに住んでいる人が多いのです。
皆さんは車にも乗ったり、夜に散歩で外出したりしませんか?車を運転していて、突然道路脇にジョギング中の真っ黒づくめのランナーに遭遇した経験はないですか? もしくは2人で散歩している人が突如ライトに浮かび上がるなんてこと、ありませんか?
車に乗っている時に、このような場面に遭遇すると真っ先に思うのは、
「何でもっと明るい格好をしないのか?」
「何で反射材やライトを使わないのか?」
「自分の姿が周りに見えないことに気付いてないのか?」 などなど。
そうなんです!車に乗っている時はこうした行為が危ないと理解しているにも関わらず、自分が行為の当事者となった場合、この点が無頓着になって車のドライバーのことなんて気にしないのです。
これは一体どういうことなんでしょう。心理学の世界のことになるのか判りませんが、自分で夜に外出する時にはライトも持たない、反射材を活用したタスキなども使わない、という勝手なものになるのか?
今年、石川県内でも痛ましい事故がありました。散歩中の3人が後方から来た乗用車にはねられたものです。もちろん車はライトをつけて走行していますが、残念ながらスピードも出ていますから、おそらく気が付いた時には目の前に急に人が現れたように映ったことでしょう。
当然ですがドライバーに責任が100%あります。しかし夜に散歩している側にしても、安全に散歩したりジョギングしたりする工夫はそんな難しいことではありません。ライトを持ち歩く、目立つように反射材タスキを活用するなどいくらでも方法が考えられます。
「光速」という言葉があります。光速は宇宙で最も早いと習いました。自分の存在をドライバーに知ってもらえないといけません。それはライトでも良いですし、反射材でも何でも良いのです。少しでも早くドライバーが人の存在に気づけば、スピードを緩めるといった行動や、ハンドルを切って回避するといった行動を可能とします。
こういう痛ましい事故のニュースを見たり、車に轢かれそうな体験をすると、夜道を歩いていて自分の存在に気づいてもらえているかどうか心配になります。しかし、そんな心配するくらいなら、自分からその存在をアピールしたほうが、車側と歩行者側でWIN-WINの関係が築けるというのが私の結論です。
事故が起こってからではお互いが不幸になります。痛い思いをするのは自分、家族を心配させるのも自分、決して良いことはひとつもありません。
山屋産業では反射材がついたタスキの生産も行っております。それ以外の商材に反射材をつけられますし、アイディアをお持ちの方は是非お問い合わせください。