山屋産業でよく扱っているEVA素材は、衝撃吸収に優れておりスポーツ用サポーターの中に入れたり、スポーツシューズやストレッチマットとして利用されることが多いです。しかし、実は床材としても使うことができます。
EVA(Ethylene Vinyl Acetate)フォームは非常に柔軟性があり、ゴムに近い素材です。その厚さも変更でき、用途や環境に合わせて調整することができます。寒い季節でも硬くなりすぎることはありません。また、上面にも水に強い生地を貼り合わせることで、漁船やヨットなどの甲板に敷いても問題なく使えます。さらに、プールサイドに敷いてみたりする用途も考えられますね。
裏面に両面テープのような素材を貼り合わせることで、しっかりと床面に固定することができます。
狭い通路などには細長いマット
こちらは船の凸凹に合わせて作ったマット
2層になっており、デザインを指定して作ることも可能です。
例えばこちらは水上バイクになりますが、使い方としては上記のようなイメージになります。周囲に合わせて成形やカットされた製品です。ただし、直射日光を浴び続けると劣化はしてきますので、定期的なメンテナンスは必要になります。
EVA素材の商品を選ぶ際に重視されるのが硬度。
弊社にもASKER社(アスカー)の硬度計を持っており、台湾から届いた製品のチェックなどに利用しております。工場の生産ではこの硬さも指定して作ることが可能です。
山屋産業では硬度「20C」という数字がよくできてますが、これはバレーボールの膝サポーターに使っているEVA素材の硬さです。
また同じ20Cの硬さの製品でも、厚さ1cmのサポーターと厚さ10cmストレッチ用ポールなどでは、触った時の感触が異なりますので、用途に合わせて硬度を選んでいかなければなりません。
EVAはその特徴を生かしプロテクターだけでなく、日常の様々な所に使用されています。
EVAはその軽さから靴のソールに使用されることがあります。近年のシューズは、「疲れづらい」「足が痛くなりにくい」と高機能になってきております。特にランニングシューズ業界では大きな進化を遂げていて、プロ選手がそのシューズを履いて最高記録を達成する事ができるくらい。EVAはシューズの歴史の中で多用されてきた優れものなのです。
EVAはこのクッション性から、靴のインソールやヨガマット等に使用されます。衝撃吸収材として、先ほども記述したプロテクターにも使用することができます。EVAは、簡単に言えばパンのようにして、数種類の粉を混ぜ込み、生地状にしたものが発泡してできます。この発泡する過程の中で、硬さの調節(=クッション性の調節)をすることができるので、作りたい製品の用途に合った硬さで仕上げることができます。
EVA素材はとても柔らかく弾力があるのが特徴です。機械の大きさによりますが、厚さもある程度自由に調整できます。例えば、厚さを4cm程度にすれば、足元のマットとして最適な製品になります。立ち仕事をする職人さんの足元や工場の機械の前などに大きなマットを敷くことができれば、作業中に膝の痛みが軽減されるでしょう。
有害物質を含まないため、地球環境に優しいのも大きなメリットです。人工的な素材というと、環境に悪いものとイメージしがちですが、EVA樹脂は燃やしてもダイオキシンをはじめとした有害物質を放出しません。
有害物質による人体への悪影響がないので、万が一小さい子どもが口に入れてしまっても大丈夫な素材です。また、リサイクルも容易に行えるので地球環境にも優しい素材となっています。
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山屋産業では繊維産業が盛んな石川県だけではなく、台湾にも生産拠点を持ち、さまざまな素材をご提案をしております。もしEVA素材を使った製品開発にご興味があるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。
山屋産業は、繊維産業が盛んな石川県だけでなく、台湾にも生産拠点を持っており、さまざまな素材を提案しています。もしEVA素材を使った製品開発にご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
これらの製品は、EVA素材の軽量性と耐久性を活かしています。ぜひお問い合わせいただければ、詳細な情報やカスタマイズの相談も承りますので、ぜひご連絡ください!
中国のゼロコロナ政策による都市のロックダウンが物流に影響を与えています。中国は現在まで約2か月以上ロックダウンが続けられており、上海では2500万人の一切の活動が制限されており、経済が全く回っていない状況になっているそうです。もちろんこの影響は中国を取り巻くすべてのサプライチェーンで起こっているそうです。
[上海 29日 ロイター] – 中国・上海市当局は29日、企業活動の再開に向け、6月1日から多くの規制を解除する方針を発表した。約2カ月前に導入された市全体を対象にしたロックダウン(都市封鎖)措置を緩和する。景気支援に向けた一連の政策も導入する予定だ。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-shanghai-idJPKBN2NF0KJ
6/1から上海のロックダウンも終了予定で、企業活動も再開されるとの事です。しかし経済活動が再開されても、この2か月分の遅れを取り戻すのに、影響はまだまだあると考えられます。そして緩和されて感染者数が増えたときにまたロックダウンをするのか・・・という点は非常に気になります。ゼロコロナを目指す中国の方針はいつまで続くのでしょうか。
山屋産業も一部中国との取引が御座いますので、影響を受けております。製品はできていても副資材が揃わず出荷ができないせいで、売り上げが立てられないという問題も起こってきています。中国に完全に依存していたり大半の生産を中国で行っている企業があれば、この影響は莫大なものだと憶測できます。こういった一つの出来事をきっかけに、中国生産(海外生産)をする上でのリスクと捉え、サプライチェーンの見直しをする企業も増えていくのでは・・・と考えます。
台湾の輸出入貿易が好調だ。台湾財政部の貿易統計によると、2021年上期の貿易額は、輸出が前年同期比で31.0%増の2069億ドル、輸入が28.6%増の1751億ドルとなり、上半期として過去最高の実績を記録した。前年同期がもともとコロナ禍初期で輸出入量が減っていたこともあるが、世界的なオンラインビジネスの拡大、第5世代移動通信システム(5G)の普及開始など、世界的な環境の変化が台湾にとって追い風となっている。輸出を牽引するのは、集積回路(IC)や情報通信機器だが、これに加えて原油価格上昇や需要増を背景に非金属や同製品、プラスチック、ゴムおよび同製品などが輸出の増加に寄与。
https://www.daily-cargo.com/news/feature/2021/08/135429/
世界的な環境の変化で台湾の輸出入が伸びていると記載されています。中国のゼロコロナ政策や記事の終盤には、台湾での物流量を増やそうと倉庫の新設を行ったり台湾の拠点を強化していく企業が紹介されており、台湾が注目されていることが分かります。繊維製品でも中国のロックダウン・世界的な物流遅れの問題を受けていると考えられます。人件費の安い中国で縫製を行っていたけれども、製品の納品がされないので困っている。。。という方は、台湾での製造をお考えになってもよいのではないでしょうか。
山屋産業では、台湾に協力工場を持っております。縫製や材料調達でお困りの方は一度ご相談ください。また品質も問題ございません。コロナ前では弊社の営業メンバーが台湾に足を運び、品質の管理をしておりますし、弊社の関連会社の山屋通商(台湾)と日本で密に連絡を取っておりますので、品質や製品のコントロールが可能です。サプライチェーンや品質でお困りの方は是非一度ご相談いただけますと幸いです!
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