先日県内の某武道具小売店さんに訪問してきました。
剣道サポーターを製造している当社にとって、武道具関係の取引先にお伺いすることは大事なことです。
中の人は武道に関して今勉強中なので、経験豊富な上司に連れていってもらったのですが実際に行ってみる事で何でも教えていただけますし、良い勉強になります。
某武道具屋さんにお話しを聞いたところ、剣道具の売上はコロナの関係もあり芳しくないようです。
共通している理由として「競技人口(こども)の減少」・「コロナによる部活や大会の中止」が大きい様です。
剣道の競技人口が減っている問題
剣道の競技人口が少子化で減っているということですが、そもそも剣道の競技人口は何人になるのでしょうか。全日本剣道連盟HPによると、現在の剣道の競技人口は下記のとおりだそうです。
2021年3月末日現在の「剣道」有段者登録数は1,972,002人(内、女子は588,033人)です
これは、現役剣士~引退している人まで含まれている数字だそうです。実際の競技人口はもっと少ないと考えられます。
他の武道と比較すると柔道が121,532人(2020年・全日本柔道連盟 個人登録者数)、弓道が134,212人(2020年・全日本弓道連盟 個人登録者数)、最近人気のサッカーは818,414人(2020年・サッカー協会 選手登録数)となっております。
人口だけ見ると剣道は他の武道に比べると多い方ではありますが、やはりサッカーなどポピュラーなスポーツに比べると断然少ないことがわかります。
もう一つ、「剣道日本 剣道の楽しさを見つける専門誌」HPより、興味深い記事を見つけましたので紹介します。
高校剣道部員数のピークは1984年(昭和59年)の9万4775人である。今はピーク時の半分を切って、3分の1に近づきつつある。中学生もほぼ同様で、日本中学体育連盟(中体連)のデータでは、同じ2003年と2019年の比較で剣道は37%ほど減少、柔道は半減。一方卓球はやはり微増となっている。
悲しいことに、剣道の競技人口は少子化に比較して少なくなっていることが現状の様です。この記事でも触れられていましたが、ただ子供が減っているだけでなく、剣道の競技人口自体がじわじわと減っているということ。
個人的な考えですが、例えば卓球はオリンピックや愛ちゃんなどの影響でイメージが変わり、人気が出てきているような気がするのに対して、剣道は伝統的で真面目なイメージがあります。
剣道だと、練習で竹刀で打たれたとき、かなり痛いと聞きます。それが原因で練習にいかなくなったり、剣道を続けることをやめたりするようです。剣道サポーターの製造をする会社として、そういった不安や痛みを取り除く製品を考えていきたいと思っております。