『マイクロファイバー』といえばブランケットやクロス、タオル、スリッパなど色々な製品に利用されるようになり、目にすることも増えましたね。触り心地が非常に良いので、店頭に並んでいるとふと触ってみたくなる人もいるのではないでしょうか。自分好みの触り心地を見つけた時はいつも感動してしまいます!さて、今回は山屋産業のマイクロファイバー製品をご紹介していこうと思います。
マイクロファイバー(microfiber)は、1デニールまたはデシテックス/糸よりも細い合成繊維で、直径が10マイクロメートル未満のもの。
マイクロファイバー – Wikipedia
マイクロファイバーのほとんどはポリエステルもしくはナイロンを原料としてできており、非常に軽く、吸水性、速乾性に優れた素材です。スポーツウェアやその他の多くの用途で、吸水速乾性がある素材として利用されています。
デニールとは、絹糸やナイロンなどの化学繊維のような長繊維の太さを表す計量単位のことをいいます。タイツやストッキングの太さを表す単位として有名です。
1デニールは、糸の長さ 9,000メートル= 1.0 グラム(g)
つまり、デニールの値が大きくなればなるほど、糸が太いことを意味しています。現在では、デシテックス(dtex)が国際単位として、広く使用されています。
繊維の直径が8マイクロメートル以下の非常に細い繊維で構成されています。この極細の繊維が生地を柔らかくして、肌に対して優しい感触をあたえてくれます。
<メリット>
・繊維表面のギザギザが水分を効率よく吸着するので吸水性に優れ、速乾性も兼ね備えている
・繊維に隙間が多く空気を多く含むことができるので、軽量で保温性を高める効果がある
<デメリット>
・繊維が細かいため擦れた時に強く傷つく可能性があります。
山屋産業の自社工場にはミシンや編み機などが豊富にありますので、色々な製品を製造することが可能です。弊社でマイクロファイバーの製品化したことがあるものの一部をご紹介いたします。
上記の写真はレッグウォーマーです。仕上げ長さは34ー35cm、膝からふくらはぎまでをすっぽりと覆えるサイズになっています。ゴムの量を調整してよく伸びる生地にすることも、伸びを抑制することも可能です。シームレスな丸編みになっており、テーパーをつけることも可能です。
テーパーとは、編み立て生地の上部と下部の幅を調整したものです。何故幅を変えるかと言いますと、膝サポ―ターなどでは「太ももとふくらはぎの周径が違う」のでテーパーを付けないとフィット感が良いものに仕上がりません。そのため体の形状に合わせる為に、テーパーを付けているというわけなんです。
素材の質感:実際に触ってみて、なるべく柔らかく肌に優しいものを選ぶことが大切です。
長さと厚み:実際の用途に合わせて長さと厚みを選んでみてください。
サ イ ズ:快適にフィットするサイズ感のものを選ぶか、ゴムの伸縮性が高いものを選びましょう。
レッグウォーマー同様に丸編み機で作ります。例えばのサイズですが、置き寸24cm幅のものでゴムによる伸縮性を持たせれば、ウエストサイズ100cm程度の人まで快適に着脱することが可能になります。
こちらはフリーサイズのマイクロファイバー靴下です。レッグウォーマーと靴下をセットにして履けば、足元から温めてくれて、冬の寒さを快適に過ごすことができるアイテムです。糸もいろいろな色を合わせて編むことができますので、ボーダーなどの柄にすることもできます。
まだ製品化の実績はありませんが、長さや幅を変えていけば、アームスリーブやリストバンドなども作ることは可能です。
山屋産業では台湾法人を通じて、台湾からマイクロファイバーの糸を調達し、国内の製造工場で製品を作っています。少し前のお話ですが、他社で生産できないか試しで編み機に通してもらいましたが、マイクロファイバーの糸が特殊なために引っかかって、綺麗に仕上げられないと回答があり驚きました。靴下やサポーターを作る編み機は見た目や機能は似通ってても、得手不得手はあるようですね。
マイクロファイバー製品のOEM製造ができるというのは山屋の強みだと考えています。M/Lのサイズ展開、ゴムの伸び、置き寸の幅、織りネームの縫製など、いろいろなご提案をさせて頂きます。
これから夏に向けて暑くなってくる時期ですが、秋冬製品の企画・デザインなどは今の時期から混み合ってきます。マイクロファイバーを使ってこういった製品が作れないかと、色々アイディアをお持ちの方は是非お問い合わせ下さい。
子どもの寝相というものは何と悪いものでしょうか。
どうしてベットから落っこちたの? という経験ありますよね。
「ドスン!」
「なんだ! 地震か!?」
良く見ると子どもが居ません。ベット下で這いつくばった状態です。どうしちゃったの? と思うのですが、子どもにそんな事聞いても答えは返ってきませんが・・・。
日本独特な慣習で「川の字」で家族が揃って寝るという文化があります。海外は小さいうちからひとりで寝るのを習慣化させるのが主流です。わたしも日本人なので「川の字」で寝るって微笑ましく感じますが、子どものと一緒に寝るといろんなことに悩まさせるパパママは多いのではないでしょうか?
例えば、
・子どもの布団がはだけているのが気になって何度も掛け直す
・布団から転げ落ちる子どもをなんども布団に戻す
・子どもの足や手が親の顔に飛んでくる
・自分の好きな体制で寝れない
・質の良い睡眠が取りたいのに子どもといると疲れて朝を迎えてしまう
寒い季節の寝相の悪さは、寝冷えが気になりますよね。体調を崩して風邪を引いたりすれば、親も子も苦しむことにもなります。我が家でもどうしたものか、と色々考えてきました。
最初に疑問に思ったことは、子ども(幼児)の下着とかパジャマの丈をもっと長くしてくれないかな、というものです。寝冷えをさせたくないという思いから、下に履くパンツの中に上着を入れて寝かしつけたいという発想が湧きます。
しかしながら丈が短い!
パジャマに着替えさせた時点では、パンツに入れてお腹が出るのを防ぐのですが、布団に入って眠りにつくまでに、既に上着はまくれ上がり背中がのぞいたりしています。
う~ん、丈が短い。
夜お腹を冷やさないようにしょうと考えたら、もっと丈の長いパジャマや下着が売られていても良さそうなのですが・・・。そんなニーズはないのでしょうか。
それから疑問に思ったのが子ども用の掛け布団です。子どもは寝相が悪いと判っていると思うのですが、横も縦も足りていないと思うのです。皆さんはどう感じますか?
子ども用の掛け布団だから、子どもの体の大きさに合わせたら今のサイズで十分だと思っているのでしょうが、大人のように自ら布団をかぶって寝られるなら問題ないでしょう。しかし子どもは寝相が悪くて、はねくったままで寝ているあり様。
そこを考慮すれば、もっと大判であっても良いのではなかろうか、と。こうした意見は少数なのでしょうか。
寝相とは、睡眠中の体の動きや姿勢のことを指しますが、子どもの寝相は悪い方が脳がしっかりと休息状態にあると言えます。子どもの寝相が悪い理由には以下が考えられます。
・子どもは深い眠りが長く、睡眠中に一定の姿勢を保ったり、体の位置を認識できなくなります。
・子どもは基礎代謝が高いから汗をたくさんかきます。寝返りで湿温度調整おこなっている。
我が家ではこの寝相の悪さから来る寝冷え対策に、一定の解決策を見出しました。
子ども用に冬用掛け布団を購入しようと買い物に行った時、子ども用はやっぱり小さいものしかなかったのす。 その上値段がそれなりに高いことに驚きました。大人用の一般的な布団を見てみると、そこそこ安いではありませんか。いずれ大きくなりますから、今買ってしまえばOKだろうと購入しました。
これは大正解でした。子どもにとって重たいかと危惧したのですが、さほどの影響もなく布団を掛けて寝ています。寝相の悪さは大きな布団が見事カバーしております。
パジャマはどうしてもパンツから出てきてしまいます。お腹を出して寝てしまう心配が解消しませんので、そこで子ども用腹巻を購入しました。お腹や背中を出すことがなくなりますので、これも大正解です。
子ども用というのは、とかく大人用をそのまま縮小したものが多いようですが、求められる機能を考慮すると、必ずしも均等に縮小したもので良いという訳ではないと思われます。
子どもがあたたかく寝てくれていれば親も少し安心できるので質の良い睡眠に繋がりますよね?!子どもは手先や足先で体温調整するので、寝ている間は手先足先を包み込まないで寝かせるのが最も良いのです。体の中心をあたためてあげることで、子どもは快適に暖かく寝ることができるんです。そんな時に役にたつ一つが腹巻なんです。
ブログで以前書いたのですが、子ども用のブーツや手袋も丈が短くて、雪が簡単に入ってくるのです。そこには子どもに使いやすいサイズ感があるとは思いますが、手袋に雪が入る度に外している子どもを見るにつけ、機能が劣っていると感じてしまいます。
子ども用だからそんなもんで良いんじゃない、とも言えるのでしょうが、もう一工夫された商品なら他社製よりも仮に高くても好評価してもらえると思うのです。
弊社も腹巻の生産をしております。お気軽にお問合せ下さい。