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ミシンオペレーターという仕事は絶対になくならない仕事だと思います。

2017.04.19

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AI(人工知能)の研究が盛んに行われているのは、皆さんニュースで聞き及んでいることと思います。将棋の世界や囲碁の世界、またはチェスの世界においても、プロとAIとの対決が行われています。結果はご承知の通り、AIの目覚ましい進歩によって、徐々に人間を上回る成果を上げつつあると言って過言ではありません。

 

AIの発達によって、私たち人間の仕事もいずれAIに奪われるという、ショッキングな議論が交わされるほど、AIの未来が直ぐそこまで来ているかのごとき錯覚になります。

 

しかしながら議論やニュースを聞く限り、この議論は決して絵空事ではなく、現実に起こり得る未来を予言しているようです。

 

私が生きている間に起こり得ることなのか、自分の子供が大きくなった時にやってくる未来なのか、それは今の時点では判りませんが、AIが人に代わって仕事をこなす世界が人間らしい世界なのかどうか?

 

AIの進歩によっては多くの仕事が奪われるということで、今の若い人はどんな仕事を選択するべきか、と悩んでいる人もいるかもしれません。

 

なくなる仕事の中には、セールスマンや接客業、運転手さん、事務員までも挙げられています。なるほど、車も進化して自動運転となれば、人が運転する必要はないと言えるかもしれません。

 

接客業はどうでしょう。もしかすると接客ロボットが音声や姿を認識することで、お客さんの案内が可能になるということでしょうか。

 

こうした世界というのは、ハリウッド映画に出てくる近未来を描いたものにソックリだと思いますが、どこか無機質なイメージがありませんか?

 

接客ロボットが機微に富んだ会話をして、まるで人さながらに対応するか、または人そっくりの表情を作れるロボットならば、ロボットに代わることもありえるのか?

 

 

私たちは縫製の仕事をしていますが、この縫製という仕事が無くなるかどうか?

 

身に着ける服がどういった進化を遂げるのか予想がつかないので難しいのですが、もしかすると素材(マテリアル)そのものが進化する可能性もあります。

 

例えば、縫製しなくても素材同士が簡単にくっつくという技術が開発されたとしましょう。そうすると布地をペタペタつなげることで、身体を覆うことが可能になるかもしれません。

 

もしかすると服そのものがなくなってしまうこともあるかもしれませんね。シールドのようなもので覆われるとか。

 

AIの未来の中に、縫製の仕事はどうやら含まれてはいないようです。

 

繊維生地というのは無限と言えるほど、その種類は豊富と言っても良いでしょう。生地の薄さや厚さ、それから平滑度合、生地の伸度、もちろん素材の多様性。生地には多種多様な姿があることで、未だにミシンだってオペレーターが操作しないと、製品は仕上がってこないのが現実です。

 

プラスチック製品だったらどうでしょう。極短な話をすれば、おそらく型があれば24時間機械が生産することだって可能なのではないですか。もちろんセッティングなどの目に見えない技術の良し悪しが、品質に大きな影響を与えていることと思いますが、作るということなら機械が行っている訳です。

 

しかし繊維生地は柔らかさや伸び具合、その他諸々、機械がそれらを検知して、自動で製品が仕上がってくるなんてものは、今もって存在しないのです。

 

縫製という仕事は斜陽産業と言われますが、機械化という側面からはまだまだほど遠いのです。これは人件費が安い国に仕事を移管できた産業だったために、機械化が進展しなかったことの裏返しだとも言えますが。

 

いずれにしても、縫製というのはその人の手の感覚に大きく依存しており、手に込める力加減であったり、生地を押し込む加減であったり、習熟した技能を抜きにして成り立たない現場なのです。

 

あるミシンメーカーの人が言っていました。何十年と針を使わないミシンのようなもの(熱で圧着するイメージ)を開発してきたが、一向に製品化できずにいる、と。

 

本業のミシンメーカーの人が言っていることです。針と糸を使わなで縫製に似たものを作り出すことは、現実には大変困難な分野なのです。

 

こうしてみると、針と糸で縫うスタイルは、古いようですが延々と続く可能性を秘めていると言えないでしょうか。近頃では手に職をつけるという言い方は古いかもしれませんが、ミシンは良い選択ではないかと思うのです。

 

ただし、縫製業というものが日本を完全に離れ、遠くアジアやアフリカに移管されてしまうということにでもなれば、話は全く別です。そもそも国内に仕事がなくなる訳ですから。

 

でも0%になるとも思えません。どんな仕事も必ず求められるものです。縫製という仕事もそんな中に含まれる重要な仕事じゃないでしょうか。

 

今は多くを海外からの実習生に頼っているのが現実です。若い人がミシンを扱う割合はどんどん低下しています。縫製は高齢化が進んでおり、あと数年もすれば多くの人が引退するような業界でもあるのです。

 

その引退後に不足するミシンオペレーターを確保できなければ、縫製の仕事を継続できない企業が出てくるでしょう。廃業という選択肢しか残ってはいません。

 

仮に海外からの実習生に縫製を任せることになった時、誰がどのように現場を指揮監督すれば良いか、という大きな問題があるのです。日本の管理手法を徹底し、品質を維持向上させていくために求められるのは、日本人の縫製担当者、日本人のオペレーターだと思うのです。

 

縫製内職の方は高齢化が進行し、社内のミシンオペレーターに若い人が不足しており、先輩オペレーターは順次定年を迎えようとしています。先輩オペレーターが会社を辞めた後、適切な人材がいない場合は技能伝承もままなりません。

 

外国人実習生を指導監督できる若手人材は貴重であることがお分かりいただけたでしょうか。縫製の仕事は地味に見えるかもしれませんが、既に人材不足であり、どこの企業もその人材を求めていることは確かです。

 

縫製はその生地が代わったり、ミシンが代わったりしただけで、初心者のように縫えなくなるものです。自分の経験したミシンなら躊躇なく扱えても、経験のないミシンでは全くの素人のような難しさがあるのですが、そこは経験を重ねることでクリアしていけるものです。

 

そうした積み重ねは経験値として残り、オペレーターとしての技量が高まれば、どこに行っても働けるかもしれません。場合によっては、指導監督者という重要な立場を任されるのだろうと思います。

 

 


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