エクササイズバンドは家族みんなを幸せにします。ロコモ対策はこれで決まり!
2016.07.6
ロコモって何? そんな人もいるかもしれないですね。ロコモティブ・シンドロームの略です。それこそ何? お叱りの声が聞こえそうです。
ロコモとは運動機能が低下することを意味しています。その対策ですから、身体を積極的に動かして運動機能を維持しましょう、と。
この運動は10年以上前から整形学会などで唱えられてきましたが、なかなか浸透するまでに時間がかかったようです。
やっと最近少しずつロコモという言葉を耳にしたり、見かけることが増えてきたのではないでしょうか。朝刊などのサプリ広告にもロコモ〇〇という名称で使用されたりしています。
大手製薬メーカーや大手飲料メーカーなどが、こぞってこのロコモを使用している背景は、国が推進している政策に沿った経営をしているからなんです。
健康寿命という言葉は聞いたことがあるでしょうか。日本は高齢化社会を世界に先駆けて迎えました。ところがただ長寿であるだけでは、生活の質が維持できない現実に直面します。
寝たきりの生活でいくら長寿であっても、本人も介護する家族も負担が増します。老々介護という言葉にもある通り、介護する側される側がともに高齢という大きな問題を抱えています。
そうした中から介護に伴う悲しい事件も発生しており、皆で解決すべき社会問題となっています。自分には関係ない問題ではなくなっているのです。
それでは健康のために何を行えば良いのでしょうか。
それは各人に合った適度な運動を行うことで、足腰の筋力を維持したり、身の回りのことは自分で出来る身体を維持する努力を行うことです。
最近のデイサービスの内容をご存じですか。家族に介護サービスを利用している方はよくご存じでしょうが、全く関連がない人はピンとこないかもしれませんね。
今、デイサービスでは元気なお年寄りが積極的に運動しています。体操着を着て足元はスニーカー、タオルで汗を拭きながら一生懸命運動しています。それはまるでフィットネスクラブのようです。
ロコモは高齢者だけの問題かと言うと、そんなことはありません。若い人も今から運動をして、健康維持に努めることは大切なことです。早ければ早いほど良いのです。
そこで年齢に関係なく家族みんなで使用できるのがエクササイズバンドです。トレーニングバンドとも言うかもしれません。家の中で簡単に取り組めるエクササイズバンドは、器具を使用するものではありません。
伸縮するバンドを両手に持って、伸ばしたり縮めたりして、筋肉の強化を行います。可動域が狭くなりつつある肩周りなども、このエクササイズバンドを活用することで、徐々にほぐれてくるようになります。参考に掲載したものは輪(ループ)になっています。
エクササイズバンドを寝転がって足に引っ掛けるように使うことができます。筋力アップだけではなく、股関節周りの可動域を広げましょう。
歳を取ると歩幅が狭くなると言われますが、これも股関節の動きから来るものです。歩幅が狭いと転倒しやすいとも聞きます。また本当かどうかわかりませんが、歩幅と寿命は比例するとも聞きます。
エクササイズバンドを使用しながら、軽い負荷で無理なく継続して運動することで、体力維持を行うことが可能です。
これならお家のおじいちゃん・おばあちゃんも使用できます。もちろんお兄ちゃん、お姉ちゃんだって一緒に使えます。家族みんなで同じ運動ができるので、お互いに声を掛けながら、楽しみながらやれば長続きするのではないでしょうか。
こんな簡単な取り組みから健康について考えてみてはいかがでしょうか。