スポーツサポーター、医療用ベルト、作業服など、さまざまな製品に使用されるゴムベルト素材で利用されたことがあるかたは多いのではないでしょうか。従来は生ゴム(天然ゴムや合成ゴム)が主流でしたが、近年、ナイロンやポリウレタン弾性糸を織り込んだ「織りゴム」が注目されています。生ゴムと織りゴムの基本的な違い・特徴を整理し、当社が実施したJIS L1096準用試験(伸張力・緊迫力・伸長回復率)結果をもとに、織りゴムの性能を検証してみました!
生ゴムと織りゴムには以下のような違いや特徴があります。
・材料・構造:生ゴム製品は天然ゴムや合成ゴムを押出・成型して作られます。分子構造はランダムな高分子鎖で、均一な平面織物ではありません。
・伸縮性・強度:生ゴム自体は高い弾性を持ち、引張り強度も一般に優れています。ただし、素材の厚みがあるため製品全体は重くなりがちです。
・フラッシング(毛羽立ち):ゴム表面は切断面が生地の端になることが多く、使用中に繊維の毛羽立ちが生じることがあります。
・加工性:切断・溶着など加工が比較的容易で、密閉性や耐油性も高い素材が多いです。
・耐久性:素材自体は耐久性も高いですが、伸縮疲労や時間経過による劣化(加硫不均一など)も課題となります。
・材料・構造:織りゴムは布帛に弾性糸(ナイロン+ポリウレタン等)を織り込んだもので、片面または両面にゴム糸が入る例が多いです。
・伸縮性・柔軟性:構造的に縦横方向への伸縮性があり、装着時に体の動きに柔軟に追従します。例えば、弊社の極薄ハイパワー織ゴムは、50,000回の伸縮疲労試験後も初期張力の90%を維持することが確認されています。
・耐久性・回復性:特殊なポリウレタン弾性糸や編織技術により、繰り返し使用時の耐久性も高いです。実際の試験では織りゴムの伸長回復率は非常に高く、50回引張後でも96~98%を保持しました。
・その他:織物なので通気性があり、表面も滑らかで毛羽立ちしにくいです。ドライクリーニングが可能な製品設計もあり、メンテナンス性に優れています。織ゴムは編み地構造で糸が絡み合うため、一部が傷んでも部分的に耐力を保ちやすい特性があります。
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当社が試験機関に依頼して、JIS L1096(織物・編物の試験方法)準用の定速伸長引張試験機を用いて、生ゴム・織りゴム各サンプル(計4試料)を評価しました。
<参考資料>https://www.boken.or.jp/find_items/lifestyle_goods/fashion_accessory/belt/1188/
試験条件は「つかみ間隔100mm、一定伸長50%(50mm)」、「引張速度500mm/min」、「繰返し50回」とし、1回目と最終回(50回目または20回目)の伸張力と緊迫力、さらに伸張回復率(直後および24時間後)を測定結果を以下に示します。 ※部分抜粋
※グラフ下の伸張回復率は、50回の試験後に測定
50回繰り返し時点で、生ゴムは10%以上低下、織ゴムは5~17%低下。特に織ゴム2は高い安定性を示しました。
生ゴムは繰り返し・経時で85~90%に低下。
織ゴムはほぼ98%維持し、繰り返し使用でも快適なフィット感をキープ。
上記の表から分かるように、「織ゴム1」と「生ゴム1」を比較して同等以上の引張力を示しています。特に「織ゴム1」は初回伸張力75.54Nと非常に高く、生ゴムより大きい値を示しました。また繰返し50回後の伸張力(62.80N)も、生ゴム(25.89N)の2倍以上です。
「織ゴム2」も初回46.47N、50回後43.85Nと、生ゴムより高い耐力を維持しました。さらに、織りゴムの伸張回復率は直後・24hとも96~98%と非常に高く、生ゴム(90%)を上回っています。
ゴム素材を選ぶ際、多くの方が「どれくらい伸びるか」「どれくらい強いか」に注目します。しかし、本当に大切なのは“使い続けても性能を保てるか”という耐久性です。
つまり当社の実測データでは、織りゴムは生ゴムに劣らない引張強度と弾性回復性を示しており、生ゴム製品の代替・併用が十分可能であるのではないでしょうか。
織りゴムの導入にあたっては「織りゴムでは強度や回復力が足りないのでは?」といった懸念を持つ方もいます。しかし、上記の試験結果が示すように、織りゴムは生ゴムと同等以上の性能を発揮します。
織りゴム試料の引張強度は生ゴムを上回っており、試験でも十分な負荷に耐えています。布帛構造の織りゴムは縦横双方に弾性が効くため、切断面よりも構造全体で荷重を分散できる利点があります。また合成繊維を使うため、品質が均一でばらつきが小さい点も強度面で有利です。
当社試験では織りゴムの伸長回復率は96~98%と高く、24時間経過してもほぼ回復しています。生ゴムでは直後90%、24時間で85~90%程度に下がるのに対し、織りゴムは高い数値を維持します。実使用においても、「特殊パイル糸を使用し、繰り返し着脱しても接着力が長持ちする」
実際、当社の織りゴムはスポーツ用腰ベルトや作業用サポーターとして、すでに多くのOEM採用実績があり、「繰り返し使っても伸びきらず、しっかりフィット感が続く」という評価をいただいています。
これにより、使い捨てになりにくく、長く使えるリピート購入や顧客満足度アップにつながるといったメリットもOEM提供先から高く評価されています。
織りゴムは、機能面だけでなく「ユーザー体験」の向上にもつながります。
特に「作業服」「スポーツサポーター」「医療サポーター」など、肌に直接触れる製品では、この「肌ざわり」「薄さ」「通気性」が製品価値を左右する重要なポイントになります。織りゴムなら、こうした付加価値アップも狙えるため、「次の製品企画で一歩差をつけたい」という企業様にもぜひご検討いただきたい素材です。
山屋産業が拠点を置く隣の石川県かほく市はゴム入り織物・ゴム紐の生産の一大産地です。
上記のようなメーカーが集積した「繊維・ゴムひもの街」として知られており、この産地メリットを活かし、山屋産業では「スピーディなサンプル・試作対応」「安定した部材調達・供給体制」「小ロットから量産まで柔軟対応」などを実現しています。
調達・開発担当者のリアルな悩みに、これまでの開発・製造ノウハウでスピーディ&柔軟にお応えできるのが当社の強みです。
石川県は「繊維王国いしかわ」と呼ばれるほど繊維産業の一大産地
織りゴムは、これまで「生ゴムじゃないと無理」と思われていた用途にも十分対応できる性能を持ち、さらに薄さ・軽さ・肌ざわり・耐久性・通気性といったユーザーが求める付加価値まで提供できる素材です。
当社が行ったJIS準拠試験データでも、生ゴムと比較して「引張強度・回復力・耐久性が上回る」確かな実力を確認しています。
高品質で安定供給した資材ををお届けできる国内生産の安心感もOEMパートナー様から高く評価されています。
「生ゴムから織りゴムに切り替えられるか知りたい」
「今の製品をもっと薄く、快適にできるか相談したい」
「海外仕入れのリスクを減らしたい」
――そうしたちょっとしたご相談からでも大歓迎です。ぜひ、山屋産業に一度お問い合わせください!!
関節の痛みや膝の不調に悩む人は年々増加傾向にあり、それに伴って関節痛対策のサプリメント市場も右肩上がりに成長しています。実際に市場を調査してみると、多くの企業が「膝」や「足腰」をターゲットにした商品を展開しており、そのメーカー数の多さに正直驚きました。
サプリメント企業様にとっても競合他社が多いと思いますので、差別化案として膝サポーターをプレゼントしてみるのはいかがでしょうか。
最近、弊社ではノベルティ用途として「膝サポーター」の可能性を探っていました。そのきっかけとなったのは、関節や膝の不調に悩む方向けのサプリメントを製造・販売している企業の多さに気づいたことです。
少し調べてみると、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカンなど、さまざまな成分を配合した製品が市場に溢れていました。正直なところ、これほど多くのメーカーが関節ケアに取り組んでいるとは想像以上で、大きな衝撃を受けました。
それと同時に、「これは競争も激しいはず。だからこそ、ユーザーに体感を届ける何かが必要だ」と強く感じました。
サプリメントの効果は、一定期間継続して摂取しないと感じづらいという面があります。ユーザー側からすると、初期段階では「本当に効くの?」という疑問がつきものです。
そこで私たちが提案したいのが、“膝サポーター”をノベルティとして提供することです。
体に直接働きかけるサポーターは、実感を伴った健康サポートグッズとして非常に高い価値を持ちます。
中高年を中心に増加している「変形性膝関節症」は、膝関節の軟骨がすり減ることで痛みや変形を引き起こす慢性疾患です。公益社団法人 日本整形外科学会によれば、加齢、肥満、筋力低下といった生活習慣の影響が大きく、関節の負担を軽減することが重要だとされています(参考:日本整形外科学会)。
また、公益財団法人 長寿科学振興財団によると、日本国内で変形性膝関節症を有する人は約2,530万人にのぼり、そのうち実際に痛みなどの症状を抱えている方は約800万人と推定されています(出典)。
これらの数字が示しているのは、単に「関節の悩みを抱える人が多い」ということだけではありません。その多くが、日々の生活の中で何らかのサポートを必要としているという現実です。
だからこそ、サプリメントによる体内からのケアに加え、膝を外側から支える「体感型アイテム」=サポーターの存在が、実感と安心を与える有効な手段になると私たちは考えています。
こうした方々にとって、日常生活の中で膝の痛みとどう向き合うかは非常に重要なテーマです。だからこそ、サプリメントに加えて「着けるサポート」があると、それだけで安心感や満足度が高まる傾向があります。
山屋産業では医療・スポーツ・ヘルスケア向けの高品質なサポーターをOEMで製造している一方で、ノベルティ用にシンプルな製品もご用意が複数ございます。
以下のようなポイントが大変好評いただいています
といった、実際に使っていただけるエンドユーザーの声を元にしたこだわりの製品設計です。企業様のネームタグ、プリント、刺繍などにも対応可能なのでオリジナル商品が作れます。
ノベルティというと、単に「おまけ」として捉えられがちですが、サプリメント業界においては「使用体験の拡張」という重要な役割を担います。
こうした効果が期待できるからこそ、ノベルティには中途半端なアイテムではなく、本当に喜ばれる実用品が選ばれるべきです。
たとえば以下のような活用シーンが考えられます:
・初回購入特典:サポーター付きで「始めやすい」印象を
・定期購入継続プレゼント:継続意欲を高めるインセンティブとして
・展示会やキャンペーン配布:他社との差別化アイテムに
ポリエステルとポリウレタンを使った膝サポーターで、生地の風合いが柔らかく非常に人気な定番品です。ヨコ伸びとタテ伸びがありますので、ずり落ち防止にもなっています。これらにブランドタグなどをつければ、オリジナル商品の完成です。
こちらは別企画のひざサポーターです。裏側の一部をメッシュになるように編んでありますので通気性があります。生地も非常に薄いのでノベルティ品としてピッタリな製品です。
左二つは別の編み機で編み方を変えた製品で無地やボーダーなどにもできます。一番右は縫製品ですが水着などに使われる生地で作ったふくらはぎサポーターです。
今回の調査で、関節サプリメントを展開する企業が数多く存在することに驚くとともに、「私たちにもできることがある」という強い思いを持ちました。サプリメントは中身も重要ですが、「実感を持てるサポート体験」がより深い信頼を生み出すと確信しています。
山屋産業のノベルティ用サポーターが、サプリメントや化粧品メーカー様の商品販売のお役立てできるように日々頑張っております。もし導入をご検討のメーカー様がいらっしゃれば、どういう製品が欲しいか、特徴や数量などを教えていただければ、オリジナルのサポーターをお作り致します。
もし数量が多くて心配という場合でもご安心ください!一部分納となる場合もございますが、過去の実績から大量発注にも対応が可能です。お問い合わせお待ちしております。
↓↓↓ 弊社の編み工場については以下の記事をご覧ください! ↓↓↓
丸編み機でできるニット製保温用シームレスサポーターは生地もサイズも多種多様です
↓↓↓ フレイル予防については以下の記事をご覧ください! ↓↓↓
高齢化社会|フレイル予防の重要性と膝サポーター
近年、ランニングは日本国内だけでなく世界中で人気が高まっています。特に新型コロナウイルス感染症の影響で、ソーシャルディスタンスを保ちながら健康を維持できるスポーツとして注目を集めました。日経新聞の記事によると、ランニングは運動不足解消やメンタルヘルス対策としても支持されており、今後も安定した需要が見込まれています。(日本経済新聞)
例えば、アメリカではマラソン大会やファンランイベントが数多く開催され、ランニング文化が日常生活に根付いています。フランスでは2024年のデータによると、20歳以上の約25%にあたる1,250万人がランニングを楽しんでおり、その中の800万人は週に1回以上走っているとされています(tenki.jp)。このようなデータは、ランニングが一時的なブームではなく、持続的な健康習慣として受け入れられていることを示しています。
インドやその他の新興国でもランニング需要は急速に拡大しています。その背景には、インドをはじめとするGDP5,000ドルを超えた新興国で、健康意識の高まりやライフスタイルの多様化が進んでいることが考えられます。(日経BP)これらの国々では可処分所得が増加していますから、スポーツやフィットネスへの投資される層が増加しており、ランニングが日常的な運動習慣として浸透しつつあります。
アジア最大級のインドのTata Mumbai Marathonですが、毎年1月に開催されますが、毎年数万人の参加者を集め、国内外から多くのランナーが集結して注目されているようです。フルマラソン(42.195km)、ハーフマラソン(21.097km)、10kmラン、シニア市民のためのラン(4.3km)、障がい者のためのチャンピオンズ・ウィズ・ディスアビリティ(2.4km)など、さまざまなカテゴリーのレースが用意されており、幅広い年齢層や能力のランナーが参加しています。単なるスポーツイベントではなく、社会貢献やチャリティー活動としても注目を集めており、インドにおけるランニング文化の発展を象徴しています。(Tata Mumbai Marathon 2025)
日本スポーツ振興センター(SSF)の2024年データによると、日本国内でもランニングは依然として高い人気を誇ります。特に健康維持やストレス解消を目的としたランニングが注目されており、在宅勤務の普及により自由な時間を使ってランニングを楽しむ人が増加しました。しかし、2022年の調査では20歳以上のジョギング・ランニング実施率が8.5%と、2020年の10.2%から減少しています。これにはコロナ禍後の生活様式の変化や新たなスポーツへの関心分散が影響していると考えられます。
最近では、国内各地でマラソン大会や市民ランニングイベントが再開され、需要回復の兆しを見せています。これにより、関連商品の市場も再び活性化しており、特にパフォーマンス向上や怪我の予防をサポートする製品が求められています。
2024年には、北陸地方で「金沢マラソン」と「富山マラソン」が開催され、地域の活性化とランニング需要の高まりを象徴するイベントとなりました。「金沢マラソン2024」は10月27日に開催され、国内外から約1万5,000人のランナーが参加しました。 (日本テレビニュース)また、同大会は10周年を迎え、過去最大規模での開催となりました!「富山マラソン2024」も11月3日に行われ、全国から約1万5,000人のランナーが集まり大変人気となっています。
寒波の影響で最近は連日雪が降り積もっていますが、合間に雪が止んだら走っているランナーを見かけますので、意識が高い人が多いなと感心して陰ながら応援しています!!!
しかし、近年マラソン大会の参加費高騰も課題となっていると聞きます。運営コストの上昇や安全対策の強化により、エントリー費用が高額化しており、参加者には負担増となっているようです。昨今の経済状況を考えれば、マラソン大会に限った話ではなく仕方がないことかもしれませんが・・・。それに加えて、遠征で参加するランナーはさらに宿泊費なども重なってきますから、参加される方も大変と思います。
参加するからにはそれに見合った付加価値を見出せる機能性の高いサポーターや小物の需要が一層高まっているのではないでしょうか?!
ランニングにおいて、膝や足首といった下半身のサポートは非常に重要です。サポーターは筋肉や関節を保護し、怪我のリスクを軽減します。また、適切な圧力を与えることで血流を促進し、パフォーマンスの向上にもつながります。特に長距離ランナーや高齢者ランナーにとって、下半身サポーターは不可欠なアイテムです。
ランニングベルトは、スマートフォンや水分補給用ボトル、エネルギージェルなどを収納できる利便性の高いアイテムです。近年では、防水機能や反射材を備えた製品も人気を集めており、安全性や快適性を向上させる設計が求められています。
山屋産業株式会社はこれまでサッカーや野球、バレーボール、テニス用などとして様々なスポーツメーカー様と直接やり取りさせていただき、高品質かつ多様な製品の製造実績がございます。時代によってお客様のニーズは少しずつ変わってきますが、ニーズに応じた製品開発をサポートしてまいりました。
世界的なランニング需要の高まりを受け、足首、膝、腰などの下半身サポーターやランニングベルトなどの関連製品の市場は今後も拡大が期待されています。また、グローバル展開を視野に入れた製品開発は、企業の競争力強化にも貢献してくれるのではないでしょうか。山屋産業株式会社では、高品質な素材とこだわりの技術を駆使して、企業様のニーズに最適なOEM製品を提供します。ランニング関連製品のOEMを検討されている企業様は、ぜひ山屋産業株式会社にお問い合わせください。
日本をはじめ、世界各国で急速に進行している高齢化は、今後の社会に大きな影響を及ぼします。特に、日本ではフレイル(虚弱)の予防が非常に重要な課題となっています。フレイルとは、加齢に伴い体力や活動能力が低下し、日常生活に支障をきたす状態を指します。フレイル状態にある高齢者は、転倒や寝たきり状態になるリスクが高く、介護が必要となる可能性が増加します。これにより、医療や介護の負担が増大し、社会全体に深刻な影響を与えることが予測されています。
朝日新聞の記事(フレイル予防は日本社会の喫緊の課題)でも指摘されているように、フレイル予防は個人の健康にとどまらず、社会全体の福祉や経済に直結する問題となっています。そのため、フレイルを予防し、高齢者の健康を維持するための取り組みが急務とされています。
フレイル予防における最も重要なポイントの一つが、転倒や膝の問題に対処することです。筑波大学の「YAMADA Lab.」の研究によると、自宅内での転倒リスクは、膝関節に問題を抱える高齢者にとって特に高く、歩行が不安定になることが多いとされています(YAMADA Lab.研究)。
また、産業技術総合研究所(産総研)の研究では、膝サポーターの使用が高齢者の歩行を整え、膝の安定性を高めることが実証されており、歩行能力の改善がフレイル予防において重要な役割を果たすことが確認されています(産総研研究)。膝の健康を守ることは、フレイル予防において非常に重要です。膝サポーターは、膝関節の安定性を提供し、歩行時の不安定感を軽減することで、転倒リスクを減少させます。このようなサポーターを使用することで、高齢者はより安定した歩行を実現し、日常生活における活動量を増やすことができ、フレイルの進行を防ぐ手助けとなります。
このような背景の中、膝関節の健康は高齢者にとって特に重要な要素です。膝に問題が生じると、歩行や日常生活の活動が制限され、フレイルの進行を加速させる恐れがあります。膝サポーターなどの製品が、膝の負担を軽減し、フレイル予防にどのように貢献できるのかを探ることは、今後ますます重要となるでしょう。
高齢者における膝関節の問題は、特に歩行や日常生活の活動に大きな影響を与えます。膝に痛みを感じることで、歩行が不安定になり、転倒リスクが高まります。また、膝の痛みによる活動の制限は、筋力の低下を招き、さらにフレイルを進行させる要因となります。膝関節の健康を守ることは、フレイル予防の第一歩と言えるでしょう。
フレイル予防のためには、膝にかかる負担を軽減し、歩行の安定性を保つことが重要です。膝サポーターは、膝の関節に必要なサポートを提供し、歩行時の不安定さを改善する効果があります。近年の研究でも、膝サポーターの使用が高齢者の歩行能力を向上させ、転倒リスクを減少させることが確認されています。これにより、フレイル予防に貢献することができます。
膝サポーターは、膝関節にかかる負担を軽減し、関節の安定性を保つための重要なアイテムです。具体的には、膝の周りの筋肉をサポートし、膝関節にかかる圧力を分散させる働きをします。これにより、歩行時の膝への負担が減少し、膝の痛みを軽減します。
特に、膝に慢性的な痛みを抱える高齢者にとって、膝サポーターは歩行を安定させる役割を果たします。歩行が安定することで、転倒リスクが低減し、日常生活での自立度が向上します。
膝サポーターにはさまざまな種類がありますが、使用目的や状況に応じて最適なものを選ぶことが重要です。例えば、変形性膝関節症などの膝の痛みを和らげるためには、圧力を均等に分散させるタイプのサポーターが効果的です。また、日常生活での使用には、軽量で通気性に優れた素材を使ったサポーターが適しています。
山屋産業では膝サポーターのOEM製造を行っています。この製品は、膝の健康を守り、フレイル予防に貢献するための重要なアイテムとして、多くの高齢者に役立ちます。特に、高齢者が自分で膝サポーターを使用することで、膝への負担を軽減し、活動量を維持することができます。また、転倒予防の付加機能として、クッション材を膝につけて、衝撃を緩和させるような加工も得意分野です。
膝サポーターは、高齢者の膝関節をサポートするだけでなく、日常生活の質を向上させる重要な役割を果たします。膝に痛みを感じることで動きが制限され、日常生活のアクティビティが減少してしまうことが多いですが、膝サポーターを使用することで、歩行の安定性が向上し、より活発な生活を送ることが可能になります。
さらに、膝サポーターの使用は、筋肉の衰えを防ぎ、関節の柔軟性を維持するためにも役立ちます。これにより、フレイルの進行を遅らせ、健康な生活を維持するためのサポートを提供します。
膝サポーターを提供する企業として、私たちはフレイル予防の重要性を認識し、製品開発に取り組んでいます。高齢者が使いやすい、快適で効果的なサポーターを製造することが、フレイル予防に貢献するための鍵となります。例えば、素材選びやデザインにおいて、通気性や軽量化を重視し、長時間使用しても快適に過ごせる製品を提供しています。
フレイル予防は、個人の努力だけでなく、地域社会全体で取り組むべき課題です。自治体や地域医療機関が中心となり、フレイル予防のためのプログラムを提供し、高齢者の健康維持を支援しています。例えば、厚木市の取り組みでは、フレイル予防に関する講座や運動支援を行っています。こうした取り組みと連携し、膝サポーターの普及を進めることが、地域全体でのフレイル予防につながります。
地域社会との連携により、フレイル予防の効果を最大化することが可能です。例えば、膝サポーターを地域の健康推進プログラムに組み込み、参加者が自宅でも使用できるよう支援することで、効果的な予防策を提供できます。また、地域医療機関と連携し、フレイルの早期発見と予防に努めることが、さらなる成果を上げるために重要です。
山屋産業ではこれまで30年以上にわたって自社工場で医療用の丸編み、バンテージ式、固定式などの膝サポーターをOEM製造して世の中に貢献してきました。昨今社会に認識されてきているフレイル予防においても、膝サポーターは重要な役割を果たすと考えております。膝の健康を守ることで、日常生活の活動量を維持し、転倒リスクを減少させ、フレイルの進行を防ぐことができます。
山屋産業はサポーターを提供することを通じて、高齢者の健康維持とフレイル予防にこれからも貢献してまいります。今後もより多くの高齢者が自立した生活を送れるよう、製品の改善と普及に努めていきたいと考えております。
膝サポーター以外にも腰、肩、足首などに特化した製品も作れますので、こういったコンセプトの製品を作りたいというお考えをお持ちの方がいましたら是非お問い合わせください!
新商品「滑り止め加工付き 伸びるB面ゴムひも」のご紹介をしたいと思います。
これまでに「伸びるB面ゴム紐」として、オスマジックをくっつけることができるゴムひも(織ゴム)をご紹介してきました。この織ゴムは良く伸びるので、使い方によって色々な製品に活用でき、織ゴム表面が毛羽立たないことが大きな特徴です。
そこから織り方をさらに工夫をして完成したのが今回の製品になります。生地の中心に4本白く浮き出た線ができていますが、このナイロン糸が滑り止めとなり、何かに巻きつけたりする際にずり落ち防止などとして効果を発揮します。
こちらの織ゴムの概要は以下の通りとなります。
品名 : 滑り止め加工付き 伸びるB面ゴム紐
幅 : 130mm幅、170mm幅
仕立長: 1巻30メートル巻
伸度 : 約2倍
素材 : ナイロン、ポリウレタン
◯片面はパイル織り、片面はゴム紐:
一方の面は柔らかいタオルのようなループ構造のパイル織り、もう一方は伸縮性のあるゴムひもを採用。特殊な編み工程を加え、適度なグリップ力を実現しました。
◯自在なフィット感:
ゴムひもは約2倍まで伸びる伸縮性があり、マジックテープ(オスマジック)を取り付けることで、締め付け具合を自由に調整可能。結束バンドや腰痛ベルトとして、ぴったりフィットします。
◯耐久性と信頼性:
特殊なパイル糸を使用しているため、繰り返し着脱しても接着力が長持ちします。
◯メンテナンス性:
ドライクリーニングにも対応しており、清潔に保ちやすい設計です。
腰痛ベルト、和装用ベルト、止血バンド、結束用ベルト、リストバンド、ラップサポーター、加圧トレーニング用バンド、など用途は無限です。
構造上の問題で、黒地が残ってしまうので、赤!青!のように一色で綺麗な色味は出ませんが、下の写真のようなぼやけた色味でしたらカラー展開も可能です。
小ロットでサポーターを作りたい方は「伸びるB面ゴム紐」で在庫リスク最小限のオリジナル製品が作れます。
↓↓↓ 山屋産業オリジナルの人気の織りゴム製品はこちら
超極薄ハイパワーゴムができました!細幅織物や素材に柄やプリントしたい方もお問い合わせください!
↓↓↓ 織りゴム新商品|伸びるB面ゴム紐に滑り止め加工はこちら
織りゴム新商品|伸びるB面ゴム紐に滑り止め加工を施しました
山屋産業では伸びるB面ゴムひもとセットで、A面マジック(オスマジック)を取り付けて製品化することが多いのですが、以下のような単体やセット販売なんかも可能です。
・生地(ロール)だけを販売
・生地+カットしたA面マジックとセットで販売
・生地+カットしたA面マジックを縫製加工して販売
それ以外にもどのようなパターンをご希望か、一度お問い合わせいただければお答え致します。ご質問や、サンプル依頼、見積もり依頼など何でも結構です。その他にも細幅、太幅、極薄、メッシュ生地の織りゴム、編みゴムなど多数の取り扱い実績がございます。今までにあまり見たことがない伸びるゴム紐などをお探しの方はぜひ一度お問い合わせください。
近年ではゴム紐をサポーター以外の使い道をご検討の企業様も多く、産業資材として何か使えないかと考えられているようです。滑り止め付きで丈夫でヘタリにくい素材なので、何かに巻き付ける、何かをカバー(被服)するなど、いろいろな使い道が考えられます。他産業同士で意見を出し合うと、こんな組み合わせがあったのか!と驚くことも多いので、いろんなご意見をお聞かせいただけると大変嬉しいです。