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スポーツサポーター、医療用ベルト、作業服など、さまざまな製品に使用されるゴムベルト素材で利用されたことがあるかたは多いのではないでしょうか。従来は生ゴム(天然ゴムや合成ゴム)が主流でしたが、近年、ナイロンやポリウレタン弾性糸を織り込んだ「織りゴム」が注目されています。生ゴムと織りゴムの基本的な違い・特徴を整理し、当社が実施したJIS L1096準用試験(伸張力・緊迫力・伸長回復率)結果をもとに、織りゴムの性能を検証してみました!

目次

–目次–(左の▶︎を押すと「目次」が開閉します)


1 生ゴムと織りゴムの違い・特徴

2 JIS L1096準用試験(織物・編物の試験方法)による性能比較

3 生ゴム利用者の懸念に対する検討

4 地場のネットワークを活かした製品開発や供給体制があります

5 産業資材・スポーツアクセサリ・作業服向けゴムベルト見直しは山屋産業へ!

生ゴムと織りゴムの違い・特徴

生ゴムと織りゴムには以下のような違いや特徴があります。

生ゴム(天然・合成ゴム)の特徴

・材料・構造:生ゴム製品は天然ゴムや合成ゴムを押出・成型して作られます。分子構造はランダムな高分子鎖で、均一な平面織物ではありません。

伸縮性・強度:生ゴム自体は高い弾性を持ち、引張り強度も一般に優れています。ただし、素材の厚みがあるため製品全体は重くなりがちです。

フラッシング(毛羽立ち):ゴム表面は切断面が生地の端になることが多く、使用中に繊維の毛羽立ちが生じることがあります。

加工性:切断・溶着など加工が比較的容易で、密閉性や耐油性も高い素材が多いです。

耐久性:素材自体は耐久性も高いですが、伸縮疲労や時間経過による劣化(加硫不均一など)も課題となります。

織りゴムの特徴

複数の織ゴム

材料・構造:織りゴムは布帛に弾性糸(ナイロン+ポリウレタン等)を織り込んだもので、片面または両面にゴム糸が入る例が多いです。

伸縮性・柔軟性:構造的に縦横方向への伸縮性があり、装着時に体の動きに柔軟に追従します。例えば、弊社の極薄ハイパワー織ゴムは、50,000回の伸縮疲労試験後も初期張力の90%を維持することが確認されています。

耐久性・回復性:特殊なポリウレタン弾性糸や編織技術により、繰り返し使用時の耐久性も高いです。実際の試験では織りゴムの伸長回復率は非常に高く、50回引張後でも96~98%を保持しました。

・その他:織物なので通気性があり、表面も滑らかで毛羽立ちしにくいです。ドライクリーニングが可能な製品設計もあり、メンテナンス性に優れています。織ゴムは編み地構造で糸が絡み合うため、一部が傷んでも部分的に耐力を保ちやすい特性があります。

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JIS L1096準用試験(織物・編物の試験方法)による性能比較

当社が試験機関に依頼して、JIS L1096(織物・編物の試験方法)準用の定速伸長引張試験機を用いて、生ゴム・織りゴム各サンプル(計4試料)を評価しました。

<参考資料>https://www.boken.or.jp/find_items/lifestyle_goods/fashion_accessory/belt/1188/

試験条件は「つかみ間隔100mm、一定伸長50%(50mm)」、「引張速度500mm/min」、「繰返し50回」とし、1回目と最終回(50回目または20回目)の伸張力と緊迫力、さらに伸張回復率(直後および24時間後)を測定結果を以下に示します。 ※部分抜粋

※グラフ下の伸張回復率は、50回の試験後に測定

試験結果

1. 【回数×張力】

50回繰り返し時点で、生ゴムは10%以上低下、織ゴムは5~17%低下。特に織ゴム2は高い安定性を示しました。

2. 【回数×回復率】

生ゴムは繰り返し・経時で85~90%に低下
織ゴムはほぼ98%維持し、繰り返し使用でも快適なフィット感をキープ

試験結果を考察

上記の表から分かるように、「織ゴム1」と「生ゴム1」を比較して同等以上の引張力を示しています。特に「織ゴム1」は初回伸張力75.54Nと非常に高く、生ゴムより大きい値を示しました。また繰返し50回後の伸張力(62.80N)も、生ゴム(25.89N)の2倍以上です。

「織ゴム2」も初回46.47N、50回後43.85Nと、生ゴムより高い耐力を維持しました。さらに、織りゴムの伸張回復率は直後・24hとも96~98%と非常に高く、生ゴム(90%)を上回っています。

ゴム素材を選ぶ際、多くの方が「どれくらい伸びるか」「どれくらい強いか」に注目します。しかし、本当に大切なのは“使い続けても性能を保てるか”という耐久性です。

つまり当社の実測データでは、織りゴムは生ゴムに劣らない引張強度と弾性回復性を示しており、生ゴム製品の代替・併用が十分可能であるのではないでしょうか。

生ゴム利用者の懸念に対する検討

利用者の懸念

織りゴムの導入にあたっては「織りゴムでは強度や回復力が足りないのでは?」といった懸念を持つ方もいます。しかし、上記の試験結果が示すように、織りゴムは生ゴムと同等以上の性能を発揮します。

強度不足への反論

織りゴム試料の引張強度は生ゴムを上回っており、試験でも十分な負荷に耐えています。布帛構造の織りゴムは縦横双方に弾性が効くため、切断面よりも構造全体で荷重を分散できる利点があります。また合成繊維を使うため、品質が均一でばらつきが小さい点も強度面で有利です。

当社試験では織りゴムの伸長回復率は96~98%と高く、24時間経過してもほぼ回復しています。生ゴムでは直後90%、24時間で85~90%程度に下がるのに対し、織りゴムは高い数値を維持します。実使用においても、「特殊パイル糸を使用し、繰り返し着脱しても接着力が長持ちする」

回復力不足への反論

実際、当社の織りゴムはスポーツ用腰ベルトや作業用サポーターとして、すでに多くのOEM採用実績があり、「繰り返し使っても伸びきらず、しっかりフィット感が続く」という評価をいただいています。

これにより、使い捨てになりにくく、長く使えるリピート購入や顧客満足度アップにつながるといったメリットもOEM提供先から高く評価されています。

ユーザー実感に基づく製品事例がすでに多くあるんです!

ユーザーの声

織りゴムは、機能面だけでなく「ユーザー体験」の向上にもつながります。

特に「作業服」「スポーツサポーター」「医療サポーター」など、肌に直接触れる製品では、この「肌ざわり」「薄さ」「通気性」が製品価値を左右する重要なポイントになります。織りゴムなら、こうした付加価値アップも狙えるため、「次の製品企画で一歩差をつけたい」という企業様にもぜひご検討いただきたい素材です。

地場のネットワークを活かした製品開発や供給体制があります

山屋産業が拠点を置く隣の石川県かほく市はゴム入り織物・ゴム紐の生産の一大産地です。

上記のようなメーカーが集積した「繊維・ゴムひもの街」として知られており、この産地メリットを活かし、山屋産業では「スピーディなサンプル・試作対応」安定した部材調達・供給体制」小ロットから量産まで柔軟対応」などを実現しています。

調達・開発担当者のリアルな悩みに、これまでの開発・製造ノウハウスピーディ&柔軟にお応えできるのが当社の強みです。

石川県は「繊維王国いしかわ」と呼ばれるほど繊維産業の一大産地
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本日は表題の石川県の繊維産業について書いてみたいと思います。「石川県」って聞くと、金沢!とか古い街並みが残ってる!お寿司が美味しい!など色々なイメージを持たれている方がいらっしゃると思いますが、繊維産業の産地として有名なんです。
https://yamaya-sangyo.co.jp/topics/5196/

産業資材・スポーツアクセサリ・作業服向けゴムベルトの見直しは山屋産業へ是非お問い合わせを!

織りゴムは、これまで「生ゴムじゃないと無理」と思われていた用途にも十分対応できる性能を持ち、さらに薄さ・軽さ・肌ざわり・耐久性・通気性といったユーザーが求める付加価値まで提供できる素材です。

当社が行ったJIS準拠試験データでも、生ゴムと比較して「引張強度・回復力・耐久性が上回る」確かな実力を確認しています。

高品質で安定供給した資材ををお届けできる国内生産の安心感もOEMパートナー様から高く評価されています。

「生ゴムから織りゴムに切り替えられるか知りたい」
「今の製品をもっと薄く、快適にできるか相談したい」
「海外仕入れのリスクを減らしたい」

――そうしたちょっとしたご相談からでも大歓迎です。ぜひ、山屋産業に一度お問い合わせください!!

ハンドボールと聞いてどんなイメージを持たれますか。人によってはマイナーなスポーツだなぁ、という感じでしょうか。

おそらくオリンピックに代表チームが出場してないことも大きな要因なのかもしれないですね。2020年東京オリンピックでは開催国枠で男女ともに出場することができました。実際歴史的な1勝を挙げたのですが、あるレベルに到達しないとプレーは見てもらいにくいでしょうから、大衆的な盛り上がりには欠けてしまうようです。

地元金沢にもハンドボールチームがあります

地元金沢には北國銀行ハニービーというハンドボールチームがあります。めちゃくちゃ強いです。良くニュースで紹介されています。

また、2024年からハンドボールのプロリーグが設立予定だそうですが、リーグへの参加も決定しているそうです。下記が引用です。

一般社団法人日本ハンドボールリーグが20日、都内で「次世代型プロリーグ構想発表会」を開催し、2024年にプロ化した新リーグ創設を目指すと発表した。壇上に立った葦原一正代表理事が、日本ハンドボール界の現状を伝えた上で、「競技人口が増え、男女ともに日本代表が東京オリンピックで歴史的な1勝を飾った今が変わるタイミング。世界最高峰リーグを目指す」などと宣言した。

THE ANSWER HPより「ハンドボールの24年開幕プロリーグ構想発表 リーグが収益一括管理「世界最高峰目指す」」

2024年開幕のJHL(日本ハンドボールリーグ)

2024年1月8日からJHL(日本ハンドボールリーグ)が開幕しました。JHLの全試合を「Handball +NET」でライブ配信されます。他にも人気なスポーツがたくさんある中で、新しいリーグの運営は大変とは思いますが、ハンドボールという競技普及には、とても大切なことなので今後も応援していきたいですね。ご興味がある方は下記URLからご確認ください。

日本ハンドボールリーグ (japanhandballleague.jp)

ハンドボールはどこの国が強いの?

ハンドボールの国際試合をご覧になったことがない方が多いと思いますので、過去の競技結果を書いておきます。ハンドボールはヨーロッパ発祥のスポーツで、ドイツやデンマーク、ロシアなどが強豪国です。男女ともにハンドボールの過去3大会の結果を見ると、すべて欧米勢が表彰台を独占しているのが分かります。

◯男子ハンドボール==========

2021年東京オリンピック       金:フランス🇫🇷、銀:デンマーク🇩🇰、銅:スペイン🇪🇸

2016年リオデジャネイロオリンピック 金:デンマーク🇩🇰、銀:フランス🇫🇷、銅:ドイツ🇩🇪

2012年ロンドンオリンピック     金:フランス🇫🇷、銀:スウェーデン🇸🇪、銅:クロアチア🇭🇷

●女子ハンドボール==========

2021年東京オリンピック       金:フランス🇫🇷、銀:ROC、銅:ノルウェー🇳🇴

2016年リオデジャネイロオリンピック 金:ロシア🇷🇺、銀:フランス🇫🇷、銅:ノルウェー🇳🇴

2012年ロンドンオリンピック     金:ノルウェー🇳🇴、銀:モンテネグロ🇲🇪、銅:スペイン🇪🇸

ハンドボールの歴史を簡単に紹介!発祥したヨーロッパでの起源や普及の流れも解説!

2024年パリオリンピックで人気に火がついてほしいですね

2024年パリオリンピックの公式ハンドボールのページはこちらです。オリンピックの予選カレンダーや試合日程などが載っています。東京オリンピックのメダル獲得時の瞬間の動画やハンドボールの魅力を伝える動画もあり、胸が高鳴ってオリンピックぜひ応援したい!という気持ちにさせられます。日本ハンドボールリーグ開幕と相乗効果で人気に火がついてほしいですね。

パリオリンピック開会式は7月26日に行われるが、ハンドボールの試合は前日にスタートし、競技が始まる7月24日、7月26日を除いてほぼ毎日行われる予定です。

https://olympics.com/ja/sports/handball/

ハンドボールの基礎ルール

ハンドボールの基礎ルールはご存じですか?あまり馴染みがないかもしれないので、簡単に人数やコートの広さなどをご説明します。

・ハンドボールは1チーム7人、そのうち1人がキーパー、残りの6人がコートプレイヤーと呼ばれ、ポスト、サイド、センターなどの役割があります。

・コートの大きさは40m x 20m

・ゴールから6mのところにラインが引かれ、キーパーだけがその中で守備をおこなう

・ゴールから6mラインの外から、相手チームはシュートをしなければならない

ハンドボールは接触の多い激しいスポーツです

ハンドボールは激しいスポーツです。例えばバスケットボールだと相手とぶつかったらダメですよね。ハンドボールは違います。相手を身体で止めて、腕で捕まえるのです。ぶつかって止める。体当たり当たり前です。ラグビーのような、サッカーのような、、、スピード感があり見ていると迫力があるようです。

シュートの際に倒れ込みながら打つのをよく見ます

こんな激しい接触があれば、もちろん選手のケガも多いと思います。またケガを予防するためにテーピングやサポーターをする選手もいると思います。ハンドボール選手を見てみると、ひざや腕にパッド付きのサポーターをはめている姿があります。シュートの際にハンドボールは倒れ込みながら打つことが多いのですが、これはディフェンスに身体を押さえつけられながら、強引にシュート体制に持っていくため、最後は床に倒れ込んでしまうからだそうです。

こんな激しい接触があれば、もちろん選手のケガも多いと思います。またケガを予防するためにテーピングやサポーターをする選手もいると思います。ハンドボール選手を見てみると、ひざや腕にパッド付きのサポーターをはめている姿があります。シュートの際にハンドボールは倒れ込みながら打つことが多いのですが、これはディフェンスに身体を押さえつけられながら、強引にシュート体制に持っていくため、最後は床に倒れ込んでしまうからだそうです。

山屋産業はハンドボール専用サポーターのOEM製造できます

こんなにアグレッシブなスポーツだと、サポーターも普通に使っているのでしょうが、ハンドボール専用ではなさそうです。激しいけどスピード感も必要なハンドボール。体を衝撃から守りながら、体の動きに追随する様な、「ハンドボール専用サポーター」があればきっと選手を守っていけるでしょう。

山屋産業ではバレーボール用のサポーターをはじめ多くの衝撃を和らげるサポーターを製造した経験がありますから、技術を応用しハンドボール専用サポーターも作って行くことができます。ハンドボール経験者の声を反映させれば素晴らしい物ができるでしょう!ハンドボールに限らずスポーツ関係でサポーターを作って行きたい方はお気軽にご相談ください!

OEM製造をご検討されている方は、まずはこちらの「よくあるご質問」をご覧下さい。

お問い合わせフォームへ

山屋産業では、義肢・装具の業界で利用される各種サポーターの生産も行っております。大切な体を支えるサポーターですから、作りも複雑で、生地も吟味が必要です。なかなか他では縫製できないような製品も弊社のノウハウで製品に仕上げることが可能です。

義肢装具士とは

義肢装具士は法律上、「医師の指示の下に、義肢及び装具の装着部位の採型並びに義肢及び装具の製作及び身体への適合を行うことを業とする者」と定められています。医師の処方に従い患者さんの採型や採寸を行い、これを元に義肢装具を製作して、病院などで適合を行います。

https://www.japo.jp/about-prosthetist/aim-prosthetist.html

一般的に「義肢」とは義手や義足を、「装具」とは患部を固定したり保護したりする補助道具(コルセット、ギブス)などを指します。

https://shingakunet.com/bunnya/w0033/x0441/sigotonaiyo/

義肢装具は義足・義手とはちがいます

義肢装具と聞くと、不慮の事故等で体の一部を失った人が装着する義足・義手を想像しがちなのですが、人の体に合うように患部の固定をしたり保護したりするサポーター類の製作までも行うことが仕事内容であることがわかります。私が会社に入った時に義肢業界との取引があると上司から聞かされたときは、この会社義足つくれないだろ!と思ったのを覚えていますが、実際作っていたのはサポーターの方だったのです。面白い発見でした。

義肢装具士がひとりひとりにオーダーメイド制作

弊社では最近になって、義肢装具の関係の会社様より依頼を頂くことが多くなりました。話を聞くと病院には「義肢装具士」という国家資格をもった人がいらっしゃって、患者さんに合うサポーター(義肢装具)をオーダーメイドで作っているようです。

量産製品のサポーターでも、一から作るのは大変なことであるのに、義肢装具士さんはひとりひとりの患者さんに合わせたサポーターを一から作るのはすごく大変な仕事ですね。装具が高くて、複雑な作りなのに納得がいきます。

サポーターの基本形は同じなので、弊社でベースサポーターの製造を請け負えます

なんでオーダーメイドで作っているのに、弊社に依頼が来たのでしょうか。話を聞くとサポーターの基本形は同じ形があることが多く、そこにお客様に合わせて必要な部材等を取り付け調整しつつテストを繰り返し最終系になっていくようなのです。そのベースサポーターを作るために、弊社に依頼が来ているようです。より早く患者様に製品を届けるために、各企業様も努力をしていると感じました。

非常にありがたい事なのですが、この業界様との繋がりも構築されておりますので、義肢義足サポーターに使われる部材等の手配もすることができます。例えば、オリジナルサポーターを作っていて、ある部材が入手しにくいので相談したい。といったお客様もお問い合わせください。最近では、ヒンジのお問い合わせがございました。

ヒンジとは

ヒンジとは、固定された軸を支柱として一方向回転できるようにした機構のことである。

ヒンジとは何?

ヒンジは扉や機械、道具などに使用されるものです。(英名:hinge)ここでのヒンジは膝サポーターに内臓されている支柱(ボーン)の事を指します。膝の両側に入りますので、2本1セットでのお取り扱いとなります。膝の曲げ伸ばしをする際にサポートする部材になっていて、開閉がスムーズだったり強度があり壊れにくいものを選ぶ必要があります。

有償ではありますがサンプルのご用意ができますので必要な方はお問い合わせください。

お問い合わせ

メールでのお問い合わせは、コチラをクリックしてください。(お問い合わせフォームへ飛びます)

電話でのお問い合わせは、076-289-6996(営業時間:平日8:30~17:10)

FAXでのお問い合わせは、076-289-6971(営業時間:平日8:30~17:10)

までどうぞ!メールでのお問い合わせは1~2日中にご返信させていただきます。

先日県内の某武道具小売店さんに訪問してきました。
剣道サポーターを製造している当社にとって、武道具関係の取引先にお伺いすることは大事なことです。
中の人は武道に関して今勉強中なので、経験豊富な上司に連れていってもらったのですが実際に行ってみる事で何でも教えていただけますし、良い勉強になります。

某武道具屋さんにお話しを聞いたところ、剣道具の売上はコロナの関係もあり芳しくないようです。
共通している理由として「競技人口(こども)の減少」・「コロナによる部活や大会の中止」が大きい様です。

剣道の競技人口が減っている問題

剣道の競技人口が少子化で減っているということですが、そもそも剣道の競技人口は何人になるのでしょうか。全日本剣道連盟HPによると、現在の剣道の競技人口は下記のとおりだそうです。

2021年3月末日現在の「剣道」有段者登録数は1,972,002人(内、女子は588,033人)です

これは、現役剣士~引退している人まで含まれている数字だそうです。実際の競技人口はもっと少ないと考えられます。
他の武道と比較すると柔道が121,532人(2020年・全日本柔道連盟 個人登録者数)、弓道が134,212人(2020年・全日本弓道連盟 個人登録者数)、最近人気のサッカーは818,414人(2020年・サッカー協会 選手登録数)となっております。
人口だけ見ると剣道は他の武道に比べると多い方ではありますが、やはりサッカーなどポピュラーなスポーツに比べると断然少ないことがわかります。

もう一つ、「剣道日本 剣道の楽しさを見つける専門誌」HPより、興味深い記事を見つけましたので紹介します。

高校剣道部員数のピークは1984年(昭和59年)の9万4775人である。今はピーク時の半分を切って、3分の1に近づきつつある。中学生もほぼ同様で、日本中学体育連盟(中体連)のデータでは、同じ2003年と2019年の比較で剣道は37%ほど減少、柔道は半減。一方卓球はやはり微増となっている。

悲しいことに、剣道の競技人口は少子化に比較して少なくなっていることが現状の様です。この記事でも触れられていましたが、ただ子供が減っているだけでなく、剣道の競技人口自体がじわじわと減っているということ。
個人的な考えですが、例えば卓球はオリンピックや愛ちゃんなどの影響でイメージが変わり、人気が出てきているような気がするのに対して、剣道は伝統的で真面目なイメージがあります。

剣道だと、練習で竹刀で打たれたとき、かなり痛いと聞きます。それが原因で練習にいかなくなったり、剣道を続けることをやめたりするようです。剣道サポーターの製造をする会社として、そういった不安や痛みを取り除く製品を考えていきたいと思っております。


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