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最近、新聞やニュースを読んでいると、認知症に関連した記事を良く見かけて読んでしまいます。おそらく個人的に気になっているから話題だからこそ目に留まるのかもしれませんが、自分の両親も65歳以上の高齢者で少し遠くに住んでいるため、他人事ではなく自分ごととして捉えてしまいますね。

2025年に認知症となっている高齢者の割合は?

2024年の日本の高齢者人口は3,625万人、日本の人口の29.3%が65歳以上の高齢者となっています。

内閣府が発表した「平成29年版高齢社会白書」によると、認知症の要因の一つが加齢であることを踏まえ、2025年高齢者5人に1人が認知症になりうると試算しています。

認知症とは

「認知症」とは様々な脳の病気により、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。

認知症の原因とは

主な認知症の種類とその特徴について以下の通りです。

<参考>https://www.tanzawahp.or.jp/pr/2024/04/23/認知症とは?4つの種類の特徴を一覧で分かりやす/

1.アルツハイマー型認知症:

特徴: 記憶力の低下や判断力の喪失が主な症状です。

2.血管性認知症:

特徴: 症状は損傷部位によって異なり、歩行障害や注意力の低下が見られることがあります。

3.レビー小体型認知症:

特徴: 幻視やパーキンソン症状(筋肉の硬直や震え)などが現れます。

4.前頭側頭型認知症:

特徴: 行動や人格の変化、言語障害が主な症状です。

認知症のリスク要因

認知症は複合的な要因で発症することが多いため、早期の予防と適切な医療ケアが重要です。疑わしい症状がある場合は、専門医に相談することをお勧めします。

インソールのセンサーで認知症になりやすい人を分析する研究

金沢工業大学で高齢者の健康寿命をのばすことを目的としたスマートシューズの研究によると、靴の中敷き(インソール)に特殊なセンサー(歩容センサー)を組み込み、その靴を履いて外出した高齢者のデータ収集を行います。このデータを解析して、認知症になる人がどのようなタイプなのか、行動にはどのような特徴があるのかなど、予防対策に役立てていくようです。

良く聞く話ですが、例えば「歩幅が狭い人」は長生きができないというのが俗説になっています。歩行には何らかの特徴が現れるのかもしれません。歩行時間が短い人は認知症になりやすいといったデータが発見されるかもしれませんね。

認知症は決して他人事ではない

自分の親がいつ認知症を発症するかは誰にもわかりません。認知症は高齢化社会を迎えた日本全体の大きな問題であり、いずれ自分自身も年齢を重ね、その心配をしなければならない時がやってくるのです。認知症対策には、近所同士で見守るといった助け合いを推進するものもありますし、GPSといった通信機能を使った見守りの方法も開発されています。そのどちらもが大切だと思います。

高齢者のウォーキング支援と認知症予防

高齢化社会が進む中、高齢者の健康維持と生活の質の向上は社会全体の重要な課題となっています。特にウォーキングは身体的な健康だけでなく、認知症予防にも効果的であることが多くの研究で示されています。当社は、高齢者のウォーキングをサポートする製品を通じて、認知症対策にも貢献できるよう取り組んでいます。

ウォーキングと認知症予防の関係

厚生労働省が発表している「健康づくりのための身体活動基準2013」によれば、定期的なウォーキングなどの有酸素運動は、脳の血流を促進し、神経細胞の機能を維持・向上させる効果があるとされています。これにより、記憶力や判断力といった認知機能の低下を防ぐ可能性が指摘されています。また、ウォーキングはストレスの軽減や良質な睡眠の促進にも寄与し、総合的な精神健康の維持にもつながります。

足部ケアと歩行の安定性がもたらす安心感

しかし、高齢者にとって長時間の歩行や不安定な路面での移動は、転倒リスクや関節への負担を考えると難しい場合があります。靴と足の研究によると、適切な足部ケアとサポートが歩行の安定性を高め、安全なウォーキングを可能にすることが示されています。当社のサポーター製品は、足首や膝関節を適切にサポートし、歩行時の負担を軽減します。これにより、高齢者が安心してウォーキングを継続できる環境を提供し、活動量の増加を促します。

社会的交流と認知機能の維持

ウォーキングに限らずですが、地域のイベントやサークル活動への参加など、社会的交流の機会を増やすきっかけになると思います。社会的なつながりが認知症予防に重要な役割を果たし、精神的な刺激が認知機能の維持・向上につながります。

山屋産業がある石川県の津幡町には広大な敷地の「森林公園」があり、その中にセラピーロードが整備してされていて、ノルディックウォーキングなどのイベントが毎月開催されています。

テクノロジーとの融合によるさらなる効果

最新の技術を活用したセンサー搭載のインソール入りスマートシューズは、歩行データをリアルタイムで収集・解析します。これにより、個々の歩行パターンや姿勢の変化を把握し、適切なフィードバックを提供することが可能です。これらのデータは、健康管理やリハビリテーションだけでなく、認知機能の状態を間接的に評価するツールとしても期待されています。

認知症対策に使うサポーターの製造実績があります

弊社も認知症対策として使用されるサポーターを開発提供した実績があります。GPSは靴や服などに忍ばせる方式もありますが、弊社のサポーターに機器を取り付けることを考えた企業様がおりました。

GPSは常に身に着けておいてもらわないと、いざという時に役立ちません。ですから身に着けるものとしてサポーターが採用されたのですが、こうした認知症対策が各方面から研究開発されております。弊社も認知症対策に携わった経験がありますので、やはり気になるところです。

まだまだ解決すべき問題が山積していますが、300万人とも400万人とも言われる認知症の方を持つ家族が、早く安心して生活できるような解決策が見つかればと願うばかりです。

<参考>以下は歩幅と健康に関わる記事ですので、ぜひご参考ください。

歩幅と健康には大きな関係がある!自分の歩幅を計算してみよう。
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歩幅を広げる方法として股関節を広げるストレッチや、体幹を鍛えることでバランス感をUPすることで歩幅を自然に広げることができます。いつもの歩幅を広げるだけで、より高い運動効果があると言われています。普段のウォーキングで一歩を踏み出す距離を長めに意識する事、足を前に伸ばすように
https://yamaya-sangyo.co.jp/topics/3037/

山屋産業は高齢者の認知症予防などの社会課題に取り組める製品作りを応援しています

当社は、長年培ってきた製造技術と最新の研究成果を融合し、高齢者の健康と生活の質を向上させる製品づくりに取り組んでいます。ウォーキング支援を通じて、身体的な健康だけでなく、認知症予防にも貢献することを目指しています。

今後も、医療・福祉分野の専門家や研究機関と連携しながら、革新的なサポーター製品の開発を進めてまいります。高齢者の皆様が安心して歩ける社会の実現に向けて、私たちは全力を尽くしていきます。

ウォーキングは、高齢者の身体的・精神的健康を支える重要な活動です。当社は、高品質なサポーター製品を通じて、高齢者のウォーキングをサポートし、認知症予防に貢献してまいります。これからも、高齢者の皆様が健康で充実した生活を送れるよう、革新的な製品とサービスを提供し続けます。


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