最近、新聞やニュースを読んでいると、認知症に関連した記事を良く見かけて読んでしまいます。おそらく個人的に気になっているから話題だからこそ目に留まるのかもしれませんが、自分の両親も65歳以上の高齢者で少し遠くに住んでいるため、他人事ではなく自分ごととして捉えてしまいますね。
2024年の日本の高齢者人口は3,625万人、日本の人口の29.3%が65歳以上の高齢者となっています。
内閣府が発表した「平成29年版高齢社会白書」によると、認知症の要因の一つが加齢であることを踏まえ、2025年高齢者5人に1人が認知症になりうると試算しています。
「認知症」とは様々な脳の病気により、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。
主な認知症の種類とその特徴について以下の通りです。
<参考>https://www.tanzawahp.or.jp/pr/2024/04/23/認知症とは?4つの種類の特徴を一覧で分かりやす/1.アルツハイマー型認知症:
特徴: 記憶力の低下や判断力の喪失が主な症状です。
2.血管性認知症:
特徴: 症状は損傷部位によって異なり、歩行障害や注意力の低下が見られることがあります。
3.レビー小体型認知症:
特徴: 幻視やパーキンソン症状(筋肉の硬直や震え)などが現れます。
4.前頭側頭型認知症:
特徴: 行動や人格の変化、言語障害が主な症状です。
認知症は複合的な要因で発症することが多いため、早期の予防と適切な医療ケアが重要です。疑わしい症状がある場合は、専門医に相談することをお勧めします。
金沢工業大学で高齢者の健康寿命をのばすことを目的としたスマートシューズの研究によると、靴の中敷き(インソール)に特殊なセンサー(歩容センサー)を組み込み、その靴を履いて外出した高齢者のデータ収集を行います。このデータを解析して、認知症になる人がどのようなタイプなのか、行動にはどのような特徴があるのかなど、予防対策に役立てていくようです。
良く聞く話ですが、例えば「歩幅が狭い人」は長生きができないというのが俗説になっています。歩行には何らかの特徴が現れるのかもしれません。歩行時間が短い人は認知症になりやすいといったデータが発見されるかもしれませんね。
自分の親がいつ認知症を発症するかは誰にもわかりません。認知症は高齢化社会を迎えた日本全体の大きな問題であり、いずれ自分自身も年齢を重ね、その心配をしなければならない時がやってくるのです。認知症対策には、近所同士で見守るといった助け合いを推進するものもありますし、GPSといった通信機能を使った見守りの方法も開発されています。そのどちらもが大切だと思います。
高齢化社会が進む中、高齢者の健康維持と生活の質の向上は社会全体の重要な課題となっています。特にウォーキングは身体的な健康だけでなく、認知症予防にも効果的であることが多くの研究で示されています。当社は、高齢者のウォーキングをサポートする製品を通じて、認知症対策にも貢献できるよう取り組んでいます。
厚生労働省が発表している「健康づくりのための身体活動基準2013」によれば、定期的なウォーキングなどの有酸素運動は、脳の血流を促進し、神経細胞の機能を維持・向上させる効果があるとされています。これにより、記憶力や判断力といった認知機能の低下を防ぐ可能性が指摘されています。また、ウォーキングはストレスの軽減や良質な睡眠の促進にも寄与し、総合的な精神健康の維持にもつながります。
しかし、高齢者にとって長時間の歩行や不安定な路面での移動は、転倒リスクや関節への負担を考えると難しい場合があります。靴と足の研究によると、適切な足部ケアとサポートが歩行の安定性を高め、安全なウォーキングを可能にすることが示されています。当社のサポーター製品は、足首や膝関節を適切にサポートし、歩行時の負担を軽減します。これにより、高齢者が安心してウォーキングを継続できる環境を提供し、活動量の増加を促します。
ウォーキングに限らずですが、地域のイベントやサークル活動への参加など、社会的交流の機会を増やすきっかけになると思います。社会的なつながりが認知症予防に重要な役割を果たし、精神的な刺激が認知機能の維持・向上につながります。
山屋産業がある石川県の津幡町には広大な敷地の「森林公園」があり、その中にセラピーロードが整備してされていて、ノルディックウォーキングなどのイベントが毎月開催されています。
最新の技術を活用したセンサー搭載のインソール入りスマートシューズは、歩行データをリアルタイムで収集・解析します。これにより、個々の歩行パターンや姿勢の変化を把握し、適切なフィードバックを提供することが可能です。これらのデータは、健康管理やリハビリテーションだけでなく、認知機能の状態を間接的に評価するツールとしても期待されています。
弊社も認知症対策として使用されるサポーターを開発提供した実績があります。GPSは靴や服などに忍ばせる方式もありますが、弊社のサポーターに機器を取り付けることを考えた企業様がおりました。
GPSは常に身に着けておいてもらわないと、いざという時に役立ちません。ですから身に着けるものとしてサポーターが採用されたのですが、こうした認知症対策が各方面から研究開発されております。弊社も認知症対策に携わった経験がありますので、やはり気になるところです。
まだまだ解決すべき問題が山積していますが、300万人とも400万人とも言われる認知症の方を持つ家族が、早く安心して生活できるような解決策が見つかればと願うばかりです。
<参考>以下は歩幅と健康に関わる記事ですので、ぜひご参考ください。
歩幅と健康には大きな関係がある!自分の歩幅を計算してみよう。
当社は、長年培ってきた製造技術と最新の研究成果を融合し、高齢者の健康と生活の質を向上させる製品づくりに取り組んでいます。ウォーキング支援を通じて、身体的な健康だけでなく、認知症予防にも貢献することを目指しています。
今後も、医療・福祉分野の専門家や研究機関と連携しながら、革新的なサポーター製品の開発を進めてまいります。高齢者の皆様が安心して歩ける社会の実現に向けて、私たちは全力を尽くしていきます。
ウォーキングは、高齢者の身体的・精神的健康を支える重要な活動です。当社は、高品質なサポーター製品を通じて、高齢者のウォーキングをサポートし、認知症予防に貢献してまいります。これからも、高齢者の皆様が健康で充実した生活を送れるよう、革新的な製品とサービスを提供し続けます。
スマホにヘルスケアアプリをダウンロードして利用されていますか?最近のスマホは、簡単に一日の歩数が確認できたり、Bluetooth付きの機器があれば連動して結果を記録してくれるので、健康管理が便利で身近になってきているなと感じますね。
ただ普段は車移動が多いので歩数が1万歩を超える日は少なく、ときどき出張に行くと一気に歩数が伸びます。あらためてアプリのグラフ上で表示されるのを見ると絶望しますが、意識改革にはなって、なるべく歩こうという気持ちにさせられます。
先日「ヘルスケアアプリの利用時間は3.3時間と4年前の1.5倍に。」という記事を目にしました。新潟県のフラー株式会社が提供するアプリ市場分析サービス「App Ape」が公表され、ヘルスケアアプリの月間平均利用個数と一人あたりの平均利用時間が2019年と比較して増加傾向にあるという内容です。(調査の対象期間は2018年10月~2023年10月、国内約40万台のAndroid端末から収集したサンプルデータを対象、一定の条件を満たしたものを抽出し分析。)
AppストアやGoogle Playストアからサジェストされてくるアプリの中で、上位にヘルスケア関連のアプリをよく見かけるようになりましたが、実際に利用している人が増えているそうです。
ヘルスケアアプリの利用が増加した理由は以下のようなものが考えられます。
コロナの感染拡大期に、クラスターが発生してジムや公共のスポーツ施設などが一時的に閉鎖したことがニュースになっていましたね。健康管理などを自宅で行う必要がでてきた人が多かったのではないでしょうか。
当時、24時間営業のエニタイムフィットネスの夜間に通って密を避けていましたが、いつの間にか閉鎖になっていました。自宅にトレッドミルやフィットネスバイク等があれば良かったのですが・・・仕方なく筋トレアプリをダウンロードして、早朝にマンションのベランダでひっそりと運動していました。。。
ヘルスケア領域に関連したアプリが多数登場してきているのも理由の一つに挙げられると思います。ただ単に記録するだけではなく、ポイントが貯まったり、AI搭載で自動でウォーキングコース等を生成してくれるなど、様々なサービスが現れています。Appleウォッチなどのウェアラブル機器にもヘルスケアアプリが搭載されているので、身軽な状態で利用できるのも大きいと感じます。
山屋産業がある石川県でも2019年から県の公式として独自アプリを展開しています。「いしかわスポーツマイレージ」というアプリで、石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」が目印になっています。市区町村ごとにウォーキングコースが設定され、コースを制覇するとポイントがもらえるなどの仕掛けがあり、貯めたポイントで豪華景品の抽選に参加できるようになっています。
https://felicapocketmk.co.jp/case/307/
これだけ普及してきていると感じるヘルスケアアプリですが、自分の健康状態やライフスタイルを客観的に把握できる便利なツールです。運動、食事、睡眠などのデータを負担なく記録することができ、ライフスタイルをデザインしていくのに効果的です。ただし、完全に個人に合わせた機器で測定しているわけではなく、すべてのデータが計測時の健康状況にマッチしているわけでないので、過度に依存せずに、適切に関わることが大事ですね。健康意識への導入ツールとしては効果的だと思います。
せっかく体調管理のために運動しても、怪我をしてしまえば元も子もありません。軽度なすり傷や打撲などであればすぐ治るかもしれません。これは言い過ぎかもしれませんが、過度なトレーニングによるくり返す疲労が原因で重度な障害となってしまうかも可能性も考えられます。
スポーツや日常生活でのケガの予防や対策として、身体への負担をなるべく軽減させるためにサポーターが役立ちます。サポーターにはどういう効果があるのかご紹介しますね。
サポーターとは、関節や筋肉を保護したり、痛みを和らげたりするために使用する装具のことです。サポーターには、以下のような機能があります。
関節や筋肉を適度に圧迫することで、血行を促進し、炎症やむくみを抑制します。また、関節の動きを制限することでケガ予防や再発防止につながります。
関節の動きを安定させて負担を軽減し、正しい姿勢を保てるようにサポートします。また関節の動きをサポートするのでパフォーマンスの向上にもつながります。
関節や筋肉の温度を保つことができるので、筋肉の柔軟性を高めケガの予防や治癒を促進します。
参考:https://www.zamst-online.jp/brand/supporter/47430/#col_9
サポーターというとサッカーや野球、バレーボールなどのガッツリとした運動負荷の強いスポーツを連想しがちですが、日常のトレーニングやフィットネス、ウォーキングなどの楽しみながら行う運動にもよい効果をもたらします。
山屋産業ではさまざまな分野でのスポーツ、余暇を楽しむ運動などのさまざまな商品を手掛け、ひざ・腰・足首・手首・指・背中などのあらゆる部位のサポーターの製造実績があります。スポーツや運動されている方々がケガをしないよう、もっと改良されたサポーターを提供し続け、スポーツ界全体に貢献できるように努力したいと思います。
「こういうサポーターを作りたい」「こういうグッズが欲しい」などのアイディアをお持ちのお客様を募集しております。お問い合わせフォームからお客様のお考えをお聞かせください。お待ちしております。
山屋産業にOEM製造をご検討の方は「よくあるご質問」をご覧ください。
過去記事に運動とサポーターについて書いますので、ご興味がある方は下記もご参考下さい。
↑ スポーツと怪我予防に関する過去記事はこちらをご覧下さい
↑ ランニングに関する過去記事はこちらをご覧下さい。
2023年3月になりマスクの規制が一部撤廃されましたね。マスクを早速外した人、花粉症や健康意識の高まりでマスクを引き続き付ける人もいるのではないでしょうか。いずれにしろ、この規制が撤廃されてから、更に外出もしやすい雰囲気になってきたと思います。コロナ禍ピークの時に比べると普通の日常に戻ってきました。
さて、先日「ランニング人口が過去最高」になったとの記事を目にしました。確かに、コロナ禍では外出控えで運動不足になる人が多くいました。また、ジムもクラスターが起こりやすい場所として、通い控えをする人も多かったのではないでしょうか。そんな環境下から、多くの人がランニング・ウォーキング・トレッキングといった、屋外で一人でも気軽にできるスポーツを始めました。その流れもあり、今も続けている人が多く、過去最高に至ったのではないでしょうか。そこでデータでスポーツの人気を見てみたいと思います。下記データはすべて、CCCMK総研のアンケートから借用しています。
(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000601.000000983.html)
この結果を見てわかるように、2021年4月時点のアンケートではウォーキングやランニングが多く行われていることが分かります。また、今後始めたいスポーツにもウォーキングやランニング、トレッキングが挙げられていることから、コロナ禍でも行えるスポーツに対して関心の高まりがある事が確認できます。
また、この傾向は日本だけでなく全世界で起こっている傾向なようです。あるスポーツメーカーでは海外のランニング部門の売上が過去最高を記録するなど、勢いがありそうです。(もちろんブランディングや商品開発など企業努力が前提の上でです)海外では、元々ランニングやウォーキングをしている人は多いですが、文化的・地理的な違いから日本と違うアプローチをする必要がありそうです。
ある海外の友人の誕生日パーティで、ヘッドライト付きのニット帽をプレゼントしている人がいました。寒い土地柄と、冬は日が暮れるのが早いので、まさに海外の需要を捉えた素晴らしい製品だと感じました!弊社もこのように需要をくみとった製品の提案をしていきたいところです。
さて、外でランニング・ウォーキングをする人が増えていますが、皆さんは何を持っていきますか?私は小銭、スマホ、ヘッドフォンです。じゃらじゃら音がしたり、バッグが揺れて動くのが嫌なので、小銭はポケットに入れ、スマホは手に持ってはしり、鍵はかけずに出ています(皆さんはかけてくださいね)。私と同じような理由で身軽に煩わしさなく走りたい人、または反対に、必需品はすべて持って、ドリンクも持って走る人もいるでしょうか。山屋産業(株)が選んだランニング時の便利グッズを紹介したいと思います。
ウエストポーチは、ランナーの必須アイテムではないでしょうか。ベルトタイプのもので、腰のあたりにポーチが付いているのがウエストポーチですが、ランニング用のものは工夫がしてあります。
例えば飲み物ポケットか付いている物。飲み物が取り出しやすい様に斜めにポケットが付いています。これで両手が空くので、かなりランニングしやすくなります。また、水筒の付かないタイプでは、体になるべくフィットするよう、水着生地を使用します。これでポーチ自体が上下に動くことで起こる煩わしさを防ぐことができます。水着生地のものは、イメージでいうと細めの腹巻にジッパーがついている感じです。もちろん中に入れるスマホも揺れないようにピッタリ設計になっているので、快適に走りたい多くのランナーのソリューションとなるでしょう。
ウエストに何もつけたくない、もっと物を持ち歩きたい方にはランニング用のリュックがお勧めです。背中にフィットするように設計されていて、小さくコンパクトながらたくさん物が入るようになっています。これは、トレッキングやトレイルランニング・長距離ランナーの皆様にお勧めです。ランニング用に整備されていない場所では、給水スポットや日陰が無い場合が多いですから、荷物がかさばりがちですがランニング用リュックならストレスフリーで走ることができます。
夜間や早朝に走るランナーさんには、安全のために自分の場所を知らせる反射グッズが大切です。体にタスキの様に斜め掛けするもの、LEDライトを首にかけるもの、腕に巻き付けるもの色々なものがあります。自分の好きな場所に楽な形でつけるのが良いのではないでしょうか。
コンプレッションサポーターとはふくらはぎのポンプ機能を高めるために開発されたハーフタイツのようなサポーターです。別名、カーフスリーブ(ゲイター、ふくらはぎサポーターとも)とも言い、ふくらはぎ部分に着用するサポーターです。
マラソンは長時間筋肉を使い続けるため、怪我をする人も多い事でしょう。ランニングの怪我はどんなものが多いのでしょうか。RUNNETさんが調べたアンケートでは、足に関する怪我が一番多いことが分かりました。
スポーツにケガはつきものとは言いますが、ランニングも例外ではありません。ランニングが原因で故障したエピソードや教訓、たどりついたケア方法、聞いてみました!
ランニングで故障したことある? - RUNNET - 日本最大級!走る仲間のランニングポータル
長くランニングを続けるためには「サポーター」が必要だといえるでしょう。足の疲労感をケアしながら走りたい人には、ふくらはぎ用の「コンプレッションサポーター」がお勧めです。ふくらはぎの筋肉を圧迫し疲れにくくすることができます。日焼けが気になる方も日よけとして使用しても良いですね。ひざの痛みを感じてきた方には「膝サポーター」をお勧めします。痛みが悪化する前に、早めに着用するのがいいでしょう。また、炎症のあるところを冷やすのもお勧めです。足首や手首、膝回りのアイシングサポーターであれば、巻き付けて冷やすことができるので、両手が開いたまま体を冷やすことができます。
参考:ランナーにぴったりなふくらはぎサポーターでマラソンでの走りを快適に! | Greenfield(グリーンフィールド)
いろいろと紹介しましたが、山屋産業(株)では上記のアイテムを作ることができるので、ランニングアクセサリーを作りたいお客様を募集しております。お問い合わせフォームから、お客様のお考えをお聞かせください。お待ちしております。
週末は良い天気でしたね。日曜日もどこかお出かけしたいところだったのですが、子供のスイミングスクールが11時30分~12時30分という中途半端な時間にあるため、日曜日は出来ることが限られてしまうのです。
そんな中、日曜日の9時30分から1時間ほど、町内の運動会に参加しました。1時間という制約がある中でしたから出場できる競技も限られるのですが、子供の出場した競技では全員に参加賞としてお菓子があたり、ご満悦でした。
運動会というのは、石川県河北郡津幡町庄区民運動会だったのですが、山屋産業も同じ区域に会社があるのです。30℃近い気温だったであろうと思いますが、朝から昼の3時頃まで、途中にお弁当も出たようですが、大変盛り上がったと聞いております。
この日は運動会を1時間ほどで退席した後、子供のスイミングスクールの見学&送迎を終え、家族でイオンモールかほくに行って、遅めの昼食となりました。スイミングスクールがある日曜日は高い確率でかほくイオンで昼ごはんになりますね。
● 4-3 大型ショッピングモールは歩くだけで良い運動になる
お昼ごはんを済ませた後、時間もあったのでイオン内をブラブラしておりましたら、ちょっと興味をそそられるものを発見。
ポスターには正しい姿勢で歩くことで健康で美しくと書かれています。以前ブログにも書いたことがありますが、齢を重ねた人ほど歩幅には注意した方が良いのです。それは、歩幅が狭い人ほど認知症になり易いという調査結果があるからです。
時事メディカルの記事では、下記の様に書かれています。
谷口主任研究員らの研究では、歩幅が狭い人は広い人に比べ、認知機能低下のリスクが3倍以上であり、また、歩幅が狭い状態のまま年齢を重ねると認知症発症のリスクが2倍以上になることが明らかになった。
https://medical.jiji.com/topics/2251
このポスターには身長を入れると、その人の適正な歩幅が計算できるようになっています。
( あなたの身長 )cm × 0.45 = ( あなたの歩幅です )cm
この計算式に私の数字を当てはめてみましょう。
身長 177cm × 0.45 = 79.65cm ≒ 80cm となりました。
何とポスターの下には写真のような歩幅を計測するシートまで用意されていました。これを使って歩幅を試してみると、結構大股であることが判ります。ガッガッと力強く踏み込む感覚がありますね。
参考例として計算してみると、下記のような歩幅になります。
身長 140cm × 0.45 ≒ 63.00cm
身長 150cm × 0.45 ≒ 67.50cm
身長 160cm × 0.45 ≒ 72.00cm
身長 170cm × 0.45 ≒ 76.50cm
個人の平均歩幅には、さまざまな要因が影響します。今回は、その主な要因について考えてみましょう。
子どもが一生懸命に小さな足で歩いている姿を見たことがあるでしょうか?同じ距離を移動するために、多くの歩数を重ねなければならないのは、身長の影響です。一般的に、身長が高い人は自然と歩幅が大きくなります。これは脚が長いことで、股関節や膝、足首の各関節の可動域が広がり、一歩で進める距離が長くなるからです。
同じ歩き方をしても、背の高い人は低い人に比べて一歩でより多くの距離を稼げるため、身長が高いほど歩幅は大きくなると言えます。だからこそ、身長が歩幅に大きく影響することは納得のいく事実です。
年齢が上がると、平均歩幅は短くなる傾向があります。高齢になると、バランス感覚の低下、筋力の衰え、心肺機能の低下が見られることが多く、これらが歩幅に影響を与えます。バランスが悪いと、体は重心のブレを抑えようとします。その結果、歩幅を短くして、足が重心から前後に大きく外れないように歩くことで、転倒のリスクを減らそうとします。
また、筋力や体力が低下すると、歩幅を短くすることで少ない力で歩くことができ、エネルギーを節約することができます。これは、無意識のうちに身体が行う省エネルギー戦略でもあります。
性別による歩幅の違いもあります。一般的に、女性の平均身長が男性よりも低いため、自然と歩幅も短くなります。もちろん、筋肉量の違いも少なからず影響しているでしょうが、主な要因はやはり身長の差です。
歩幅測定シートを使用すると、普段の歩幅より結構大きく歩かなければいけない事が分かりました。ポスターには歩幅を大きくすると、健康効果が高まると書かれています。歩幅を大きくすることでどんな効果が得られるのでしょうか。
歩幅を大きくするということは、その分足を大きく蹴り出したり、腕を大きく振ったりすることで筋肉を普段より多く使うということです。いつもより多くの筋肉を使うため、全身の筋力向上につながります。
シャルレ健康情報室HPには下記のように記載されております。
歩き方でもっと健康になるポイントは『歩幅を広げて歩くこと』です。歩幅を広げて歩くと、脚を踏み出すときや手を振るときに筋肉を使うため、血行が良くなって代謝アップにも繋がります。
http://www.well-charle.jp/health/994/
上記で述べた様に、歩幅を広げる事で体により多くの負荷がかかり、全身の筋肉を使い、血行や代謝が上がることから必然的に使用するエネルギーも大きくなっています。つまりカロリー消費量が大きくなるということなので、ダイエットに効果抜群という訳なのです。
歩幅だけでなく歩く速度を意識している人の方が、ガン、心臓疾患、脳疾患など大きな病気にかからず、健康な状態でいられる率(サクセスフルエイジング達成率)が高くなる結果が発表されました。歩く速さが速いほど、寿命や健康寿命が長くなるという研究結果や、歩く時間が長いほどがんや心疾患のリスクが低くなるという研究結果が示されています。
歩く速さが「寿命」や「健康寿命」に大きく関係しているってホント?|オムロン ヘルスケア
上記の計算式で算出された歩幅で、普段から歩けているひとは実際に少ないと思います。でも、意識して歩くとより健康的な美しさが手に入るなら、やらない手はないですよね。歩幅を大きくして歩くことは、のんびりやる散歩とは違って、まさに運動に該当するのかもしれません。自分は歩幅が狭いと感じている人は、この計算式で出た歩幅を意識しながら、通勤や散歩をしては如何でしょうか。美しさが手に入り、認知症の予防にもなるなら一石二鳥です。
歩幅が大きい人はどういう風に筋肉を使っているでしょうか?
着地する時に使われているお尻から腿、脛までの筋肉がしっかりしているのです。かかとで着地して、大きく蹴り出しているのが特徴です。筋肉がしっかり使われているので、循環が非常によくなります。
歩幅が狭くちょこちょこ歩いている人は、つま先だけ使っていたり、足裏でべたっと着地しています。前傾姿勢になって姿勢も悪く、過度に下半身が力んでしまう大勢のために、体に負担がかかってしまっているのです。
コロナ禍でテレワーク、自宅での時間が増えて運動不足の方にとっても、歩幅は意識しておくと良いでしょう。ここで歩幅を広げる方法をご紹介します。
股関節を広げるストレッチや、体幹を鍛えることでバランス感をUPすることで歩幅を自然に広げることができます。NPO法人ストレッチング協会監修のページでふくらはぎ、ももや股関節まわりのストレッチなどを紹介していますので、是非参考にしてみてください。健康な身体を1日でも長く保たせるには、短い時間でも良いので日々ストレッチする習慣を身につけていくのが良さそうですね。
いつもの歩幅を広げるだけで、より高い運動効果があると言われています。普段のウォーキングで一歩を踏み出す距離を長めに意識する事、足を前に伸ばすように歩くことを意識すれば、歩幅が自然に大きくなります。
写真はWikipediaより引用
大型ショッピングモールは歩くだけで良い運動になる
イオン内を散歩する人が多いですね。その多さから、今ではイオンモール自体が館内でのウォーキングを奨励するようになっています。「イオンモールウォーキング」と名付けられているこの行動ですが、イオンを歩くとウォーキングコースやサインがあり、実際にウォーキングする人のために整備されていると言えます。石川県には北陸最大級のイオンモール白山が2021年に誕生し、その大きさに館内歩くだけで疲れる。と話題になりましたが、イオンモール白山の「イオンモールウォーキング」はこんな感じになっています。
この日も暑かったですが、イオン内はエアコンも効いて快適そのもの。暑い街中を散歩するよりも安心安全に運動できるのです。こんな人ばっかりではイオンさんも困るでしょうが、地域の高齢者にとっては憩いの場と化しているかもしれません。あたたかく見守りましょう。
NHK 石川NEWS 白山市のショッピングモールで熱中症対策のウォーキングの催し
例年夏は猛暑が続き、熱中症対策も必須になるので気軽にっていうわけにはいきませんね。上記のNHK記事にある通り、大きなショッピングモール内で積極的にウォーキングしていきましょう、という流れを作ってくれてるのはありがたいですね。室内で施設内の1階から3階にまたがる1.7キロメートルのコースがあり、1周するだけでも十分な運動になると思います。
山屋産業ではスポーツや運動をサポートするサポーターなどの製品を作ってきた実績がございます。夏場の暑い時期にむけて、吸水性が高い、熱がこもりにくいなどの機能性がある素材についてもご提案ができます。
また他に肌触りがよい生地がよい、なるべく軽いものを作りたいなどのご要望にもお応えできます。もしこういう商品がほしい!などのアイディアがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
OEM製造をご検討されている方はまずはこちらの「よくあるご質問」をご覧下さい。