各種繊維製品の企画・製造・販売

お問い合わせ

旅行などでスーツケースに荷物を入れて持ち運ぶ際に、ベルトは付けられていますでしょうか。お店や通販サイトを見てみるとナイロンの硬いベルトが主流な中で、伸縮性のあるゴム紐でスーツケースベルトを作って欲しいという依頼がありましたのでご紹介いたします。

ゴム紐の特徴はなんといっても伸びることです。よくある硬いスーツケースベルトですと角が当たって傷つくなどの影響があるようなんです。確かにスーツケースが開かないように思いっきり締め付けますが、本体が傷ついてしまうのは仕方がないかもしれませんね。強度の問題はあるかもしれませんが、その点ゴム紐でしたら伸びがある分柔らかいので心配はありません

スーツケースベルトといえば幅50mmです。ゴム紐は細い製品の方が圧倒的に多い中で、山屋産業がある石川県内に点在しているゴム紐屋に問い合わせてみると、色、生地感、伸縮率が異なるものが、世の中にたくさんあることに気付きます。

下記の写真はほんの一部ですが、全て仕様が異なっています。これら以外にも別注品で生産してくれる業者と複数取引きがありますので、お好みに合わせた製品をご提案することが可能なのです。

スーツケースベルトは比較的太いものですが、サイズに適したバックルもご要望に合わせてご案内可能です。ギザギザがついていますので、ゴム紐のような柔らかめの生地でもズレることはありません。

今回のお問い合わせで、一番のポイントとなってくるのはベルト表面にくるプリントで、ブランドロゴをベルトに大きく印字してほしいとのことでした。

過去記事でもご紹介しておりますが、山屋産業ではベルト全体にプリント加工もできますし、ロゴだけのプリント加工でも対応可能です。

いかがでしょうか。企業様やスポーツ団体様、自治体の集まりの方々だったり、一緒に移動される際に同じロゴが入っているものがあると良いですよね。今後はこういったお気に入りのブランドロゴが入ったベルトに需要があるのかもしれません。

山屋産業ではオリジナルのスーツケースベルトを製造した実績がございますので、こういった製品が欲しいなどのご要望があれば、お気軽にお問い合わせください。

これまでの経験を活かして細幅織ゴム生地(ゴムひも)を弊社オリジナルで作りましたのでご紹介したいと思います。普段からこういった伸びる生地を見慣れている業者様からも、キックバックも強くて使いやすい良い素材だと高評価をいただいているものでございます。

超薄メッシュ織ゴムのご紹介いたします

これまでにあまり見たことのないゴム紐をお探しの方には必見です。最近は本当に製品の移り変わりが激しく、製品寿命がどんどん短くなっている中で、いろいろなお取引先様から新しいものははないのかと問い合わせが多く寄せられます。いろいろな業者様からのご要望を詰め込んで出来上がったのが「超薄メッシュ織ゴム」です。

なかなか他では見つからない素材に仕上がっていますので、実際に何度もリピート購入していただいているお客様が出てきています。

超薄メッシュ織ゴムの特徴

生地幅:60mm幅、100mm幅

カラー:グレー、ブラック

素 材:ポリエステル

伸び方向:縦伸びのみ

フリーカット生地なので裁断してもほつれにくい

キックバックが強いのでサポーター本体やパーツに向いている

生ゴムとは異なり織ゴム生地なので肌にとても優しくフィットするのが特徴

 ※※※ 現時点では、上記のサイズやカラー展開のみ ※※※

以下の写真でご覧になれるように、生地自体が非常に薄いです。

計測器で測った結果 薄さ 0.56-0.59 mm  非常に薄い素材です!

フリーカット生地なので切ってもほつれない

切れ込みをいれた断面をみてもらっても、生地のほつれは出てきません。

メッシュ構造なので通気性が高い

ゴム紐を伸ばしていない状態でも、山屋産業の花壇に咲いている紫陽花が透けて見えてしまっています。通気性が高い生地となりますので、夏用コルセットを作ろうとする場合にも最適な素材ではないでしょうか。通常の生地に通気性をもたせようとする穴を開ける手間が増えますが、この生地ならそういった手間もかからずに使うことができます。

実際の伸び具合を動画で確認してください!

生地のみ(ロール)の販売も大丈夫です

生地のみを買いたい場合でもご対応させていただきます。

最低ロット 2,000m〜 となりますが、それよりも少量でお買い求めされたい方、生地のサンプルが欲しい方も、まずは一度お問い合わせください!

様々なゴム紐やゴム生地のご提案が可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください!

夏にぴったりな生地だからといっても、薄ければ良い、メッシュ構造であれば良いというわけではなく、何度伸ばしてもヘタりにくい、実際に腰などに巻いて使用して折れにくいなど、最終的に使用するエンドユーザー様に評価していただいてこそ良い生地と思います。

生地をそのまま使ったサポーターを作る場合もあれば、補強用の芯を付け加えたり、生地を貼り合わせたり色々な加工が考えられます。最近では無縫製で非常に強い製品もサポーターでは増えてきていますね。山屋産業ではこれまでの知見を活かして、お客様のご要望に合わせて製品作りをご提案いたします。こういったサポーターが欲しい、作りたいという希望やアイディアをお持ちの方はぜひお声がけください。

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超極薄ハイパワーゴムができました!細幅織物や素材に柄やプリントしたい方もお問い合わせください!
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驚きの薄さ0.5㎜でありながら50,000回の伸縮疲労試験後も90%の張力を維持するハイパワーなゴムです。軽くてやわらかな風合いから体にフィットするので、弊社でも腰ベルト他サポーターの部分使いとして使用しています。
https://yamaya-sangyo.co.jp/topics/3995/

そのほかの弊社オリジナル商品として下記の「超極薄ハイパワーゴム」もございますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。販売開始から少々時間も経っていますが、最近でも毎月複数のお客様からご購入いただいている山屋産業オリジナルのロングセラー商品です。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。
山屋産業の所在する石川県も寒さが厳しくなって参りました。さて、本日は表題の石川県の繊維産業について書いてみたいと思います。「石川県」って聞くと、金沢!とか古い街並みが残ってる!お寿司が美味しい!など色々なイメージを持たれている方がいらっしゃると思いますが、繊維産業の産地として有名なんです。

ー目次ーーーーー

 ◯ 石川県は実は「繊維王国いしかわ」と呼ばれています!

 ◯ なぜ石川県で繊維業が盛んになったのでしょうか

 ◯ 近年の石川県の繊維産業の現状とは

 ◯ ゴムひもの産地「石川県かほく市」

ーーーーーーーー

石川県は実は「繊維王国いしかわ」と呼ばれています!

石川県の繊維産業は絹織物から始まり、時代と共に発展してきました。近年では合成繊維の一大産地となり、石川県の基幹産業として繊維産業を支えてきました。

特にナイロン・ポリエステルなどの合繊長繊維織物は全国の約40%を生産しており、隣の福井県と合わせると約67%を生産している一大産地です。合繊とは、合成繊維、つまり化学的に作られた繊維のことで、繊維のタイプは「長い」もの、つまり1本ずつの繊維が長い物を指しています。つまり石川県は1本1本の繊維が長い合成繊維を使った織物の産地なのです。

繊維のタイプは2つにわかれています

繊維のタイプによって「長繊維(フィラメント)」と「短繊維(ステープル(スパン))」のふたつの種類にわけられます。 用途によってこの両方のタイプが使い分けられています。
人工的につくる合繊は、加工の方法によって、さまざまな性能を加えることができます。

https://www.fjx.co.jp/product/series.php?b=2&m=1

長繊維(フィラメント)とは

絹のように連続した長さを持つ糸のことで、長繊維糸と呼びます。
通常フィラメント糸は、数十本の単糸(単繊維)を撚り合わせて1本の糸(マルチフィラメント)とします。魚網やテグス(釣り糸)のように、単糸が一本の場合はモノフィラメントと呼びます。

フィラメント(長繊維)|日本化学繊維協会(化繊協会)

短繊維(ステープル)とは

木綿や羊毛のようなわた状の短い繊維のことで、短繊維と呼びます。つめ綿、カーペットなどではステープルのまま使われますが、通常は紡績により糸(紡績糸)として使用されます。不織布の原料にもなります。

ステープル(短繊維)|日本化学繊維協会(化繊協会)

合成繊維であれば長いものも短いものも両方作ることができます。一方で天然繊維ですと、繊維タイプにより長繊維と短繊維で分かれています。

なぜ石川県で繊維業が盛んになったのでしょうか

始まりは「加賀絹」の発祥地とされる小松で、養蚕と製織の技術を既に会得している当時の職人が、この「加賀絹」を天皇や将軍などに献上していたことから知名度が高まり、様々な物に使われるようになりました。
そして、江戸時代では加賀藩の前田家が、美術工芸に非常に造詣は深い方であったことから、これらの産業や文化を積極的に保護・奨励しました。

<引用元>マスダ株式会社様HP「 日本の「繊維産地」2 ~ 西日本編 ~」より

これにより「加賀絹」の基盤が確立され、近代にかけて多くの織機の導入・製織を経て絹織物の発展につながっていったといわれています。

近年の石川県の繊維産業の現状とは

石川県の織物の生産量と全国に占める割合

近年では、合成繊維の一大産地となった石川県ですが、この合成繊維は、全国における生産全体の約26%を占めています。

石川県産業繊維戦略~繊維ルネッサンス構想~ 「繊維王国いしかわ」の復権に向けて P8 平成20年3月石川県発行

特にポリエステル37%・ナイロン41%と品目によって占める割合も大きいです。
また、絹織物や人絹も全国的に高いシェアを占めており、明治~大正~昭和にかけて盛んであった産業の特徴が今なお濃く映し出されていることが分かります。

ゴムひもの産地「石川県かほく市」

和柄ゴムひも
和柄ゴムひも

山屋産業株式会社は「石川県河北郡津幡町」に所在しており、隣の「石川県かほく市」はゴム入織物(ゴムひも)などの分野で全国的にも有数の産地です。

石川県かほく市はどこにある?

地図はかほく市特産品ブランド (kahoku.lg.jp)から抜粋

かほく市は石川県のほぼ中央に位置しており、北の能登半島の玄関口になっています。「のと里山街道」という金沢と能登を直結する道路が海沿いに伸びており、海や山の景色がとても素晴らしい場所です。

かほく市はゴムひも(繊維製造会社)がたくさんある

仕事でよく高松のあたりを通るのですが、本当に多くのゴムひも(繊維製造会社)があるのに驚かされます。試しにグーグルマップで「ゴムひも」のキーワードにてどれだけ会社があるのか調べてみました。下のMAPを見てわかるように、おおよそ9件のゴムひも業者が狭い範囲でヒットし、一帯が一大産地であることがわかります!

かほく市のゴムひもは国内シェア約8割

ゴムひもの生産について調べてみると、かほく市のゴムひもは国内シェア約8割だそうです!
ゴムひもの例は、最近話題になったマスクひもが挙げられます。マスク需要で市内のゴムひも製造メーカーも大忙しだったようです。

下記サイトでかほく市が独自に特産品ブランドをまとめて一覧にしていますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

かほく市特産品ブランド 産品一覧 | 工業製品 (kahoku.lg.jp)

かほく市の企業は各種イベントなどに出展しています

最近では、東京ビッグサイトで開催された「東京インターナショナルギフト・ショー春2024」の石川県繊維協会出展ブースにかほく市の企業も何社か出展しています。繊維製品に限った話ではないかもしれませんが、写真などで見るより、実際に触れてみることで良さを理解することができます。もしご興味がある方は、是非こういったチャンスに参加して触れてみられると良いかと思います。

山屋産業ならかほく市の業者と多数取引がありますので、ゴム紐や繊維に関するお悩みがあれば何でもご相談ください!

山屋産業もかほく市のゴムひもや繊維業者と取引が多数あり精通しております。かほく市の素材を使ったサポーターや繊維製品を多数OEM製造しております。ゴムひもや繊維、生地に関して気になることがあればメールでも何でもお気軽にご質問ください。


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