2月も半ばに近づいているのに今年はあまり雪が降りませんね。去年もの雪が少なかったですが。北陸だけではないですが暖冬予報がでていて、金沢に近いスキー場がつい最近やっと開いたような状況です。近所の人と話しをしていても、こんなに道路が見えてるなんて珍しいわ、と言って地元の人も雪が降らないことに驚いています。
さて、弊社ブログは開設されて8年程経ちますが、その間に300以上の記事の投稿をしてきました。石川県の繊維関連業者として、さまざまな商品開発に携わり「世の中のあったらいいな!」を解決してきた過程などを紹介し製造サイドの思いが詰めこまれています。
しかし、これだけ記事数があると良い生地も埋もれてしまうので、初めてご覧になる方でも楽しく見てもらうために、アクセス数が多い記事を中心に纏めました。
みなさんは「山屋産業」と聞いて、どのような会社を思い浮かべますか?すでに山屋産業をご存知の方は、サポーターを主に作っている会社だと思っているかもしれません。実は・・・それだけではありません。山屋産業は生地や副資材の仕入れから、企画、製造、販売までを一貫でおこなう制作チームがあり、サポーターだけではなく、さまざまな業種の製品を手掛けてきました。
例えば、ネオプレン素材を使ったワインバッグ、スポーツの脛当て、ヨガマット、産業用のアシストスーツなど、幅広い分野で活躍しています。
山屋産業がこれまで取扱ってきた生地や副資材などについて、よく読まれている記事をご紹介します。会社がある津幡町の隣にある石川県かほく市はゴム紐の産地として有名です。ゴム紐や伸びる2WAY生地をつかって
ゴム紐に滑り止め加工する依頼がありました!ゴーグル用特殊ゴム紐、山屋産業では様々な生地への滑り止め加工が可能です!
超極薄ハイパワーゴムができました!細幅織物や素材に柄やプリントしたい方もお問い合わせください!
小ロットでサポーターを作りたい方は「伸びるB面ファスナー」で在庫リスク最小限のオリジナル製品が作れます。
丸編み機でできるニット製保温用シームレスサポーターは生地もサイズも多種多様です
山屋産業で取り扱ってきたプリントについて、よく読まれている記事をご紹介します。一言で「プリント」と言っても、生地との相性や量産するための知恵、付加機能など、さまざまな特性を考慮して製品作りに活かしていきます。また製品にロゴをつける工程だけでも、刺しゅう、ワッペン、タグ、転写、インクジェットプリントなど多くの選択肢があり、お客様のニーズや予算に沿った提案が必要となります。
転写やプリントは伸びが止まるけど、伸縮性があるプリントを試し塗り
【安全対策】夜間作業・活動する人は、反射加工したものを身に着けることで安全性がアップします
山屋産業ではメダルの首掛けリボンの縫製やリボン部分のデザインプリントも可能です。
前述した通り、山屋産業はサポーターに限らず、さまざまな商品を手掛けてきた実績があります。問い合わせの事例や提案事例などを踏み込んで記事にしていますのでご紹介します。すべて目を通すのは大変なので興味がありそうな記事だけ、かいつまんでもらえれば、お困りの場合は何かのヒントが見つかるかもしれません。
ノベルティグッズ・販促用・プレゼント企画で「ひざ用サポーター」を探している企業様は一度お問い合わせください。
夏対策|暑くて腰痛ベルトをしたくない人!薄くても保護機能がバツグンの商品を生産しています。
山屋産業の社員がお勧めするヨガマットの選び方
ボッテガ調が流行りのようなので、弊社でもボッテガ風エコバック作ってみました。
いかがでしたでしょうか。山屋産業の事業内容や製品などをまとめましたが、サポーターだけでなく、医療用品やスポーツ用品、ペット用品など、様々な分野で活躍している会社です。
山屋産業は、どんなニーズにも応えられる柔軟な技術力と、高品質な製品を提供することに誇りを持ち、お客様のニーズに応えるために、常に新しい技術やアイデアを探求しています。製品の品質にもこだわり、安心してご利用いただけると考えております。
これからも、お客様の声に耳を傾けながら、新しい製品を生み出していきたいと思っています。山屋産業の最新情報や提案事例、魅力について、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ、私たちのブログをチェックしてくださいね。
2月になりました。今週は10度越えのする日のあるあったかい日が続きそうです。朝起きるのも少し楽になりそうですね。
先日長野へスキーへ行ってきました。石川県のスキー場では、前が見えなくなるほど視界が曇ることってあまりないのですが、長野だと更に気温が低いこともあって、よく視界が悪くなります。なのでゴーグルは必需品です。そんなゴーグルのゴム紐に滑り止め加工する依頼がきました。
用途はゴーグル用のヘルメットに対しての滑り止めのようです。そう、ゴーグルの締め具合によっては頭からズレたりすることがあるので、スキー中にグローブ付けた状態で直すのは結構ストレスです。それをズレおちないようにする為の滑り止めプリント加工です。
ー目次ー
●1-1. アクリルインク (滑り止め効果:低 / 価格:低)
●1-2. ポリ塩化ビニル(PVC)インク (滑り止め効果:高 / 価格:低)
●1-4. シリコンインク(滑り止め効果:高 / 価格:高)
今回の滑り止めプリントはシリコンで行いましたが、弊社で取り扱いの滑り止め加工には3種類ございます。この種類というのはインクの違いです。また、インクと生地の相性もありますので、滑り止め加工をお考えの方は一度参考にしてみてください。
アクリルインクを使用して滑り止め加工をすると、価格を抑えた滑り止め加工が可能です。ただ、滑り止めの性能としては、塩ビ・シリコンには劣ります。また、アクリルですと床へあと残りすることがない点が強みです。また加工する生地の素材も選びません。
※アクリルプリントの滑り止め性能
塩ビのインクは、安価で滑り止め効果も高いものができるので、多くの滑り止め製品に使用されています。エコなのか?と言われることもありますが、近年ではゴミ処理施設の機能が上がり、PVCを燃やしても有害な毒が出ないような技術まで発展している様です。
※塩ビ(PVC)ドットプリントの滑り止め性能
1点注意すべきなのは、PVCや合成ゴムのインクは加水分解してしまうという点です。キッチンマット用の滑り止めが床に張り付いた・ベタベタになった経験はないでしょうか。これは滑り止めが加水分解することによっておこる現象です。滑り止め加工をご検討の方で、このような用途で製品化される場合は気を付けた方が良さそうです。
滑り止めに使われる素材は、合成ゴムや塩化ビニール(PVC)などがあり、これらには、素材を柔らかくするための可塑剤(かそざい)という成分が入っています。この可塑剤は、長期間の使用や熱によって溶け出す性質をもっており、長い期間使っていたり日の当たる場所に敷いていたりすると徐々に染み出してきます。染み出した成分は床のワックスなどの成分に反応してくっつき、さらに重みが加わるので、なかなか取れないガンコなベタベタ汚れになるのです。
シリコンも滑り止め材として使用されています。シリコンも塩ビも実は見た目は同じに見えますが、シリコンは塩ビよりも耐熱性、耐寒性に優れており耐候性・耐水性・耐スチーム性にも強いことから屋外で使う製品に適していることが分かります。ただ、PVCより高いので、予算が限られていればPVCインクを、機能性を求めるならシリコンインクを選択することが必要です。
さて、今回最初のサンプルは、シリコンプリントのドット柄で試してみました。
もう少しグリップ力が、プリント面を増やして欲しいとの事でしたので、ベタでプリントしてみたところ、今度はグリップ力があり過ぎという事で、線を連続でプリントしてみました。
何度か試作を繰り返し、納得のいくシリコンの連続プリントに成功しました。
実際にはゴム紐に5本の線が連続した製品になりました!これで立派なゴーグル用の特殊ゴム紐の完成です。
山屋産業では、加工のみのご依頼も承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
※※※申し訳ありませんが、500枚以下の小ロットにはご対応しておりません。
ご希望の生地に合った加工をご提案させて頂きます。ご依頼の際は、
・加工したい生地や製品の詳細(できれば組成や生地・製品画像など)
・加工数量
・(指定があれば)使用するインクの種類・色
・(指定があれば)滑り止めのデザイン
を明記した上で、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。